Love Is

 

Jon & Vangelisの「ショート・ストーリーズ」の1曲。
これも、バラード風のゆったりとした優しい曲だ。
ヒーリングミュージックと言っていいだろう。


I will be here with you
私はここであなたと共にいる

To find love is
愛を見つけることは

For your love
あなたの愛のため

I’ll carry on, to know
私は進み続ける、それを知るために

That love, it is
その愛、それは

Love is, it is, love is, it is
愛とは、それだ、愛とは、それだ

All now is all
今すべてがすべて

The sound is
その音は

So in love this way
このように愛に満ちて

Together, once more together
一緒に、もう一度一緒に

Although the future, seems so uncertain
未来がとても不確かに見えるとしても

Take heart my good friend,
勇気を持って、私の親しい友よ

Your time is waiting
あなたの時間が待っている

No thoughts of sadness
悲しみの考えはなく

All thoughts need someone, too.
すべての思いは誰かを必要とする

Of all the feelings
すべての感情の中で

There’s one that matters
大切なのはひとつ

The gift of loving
愛するという贈り物

The gift of love is calling you
愛の贈り物があなたを呼んでいる

O heart of mine be true, be true,
私の心よ、真実であれ、真実であれ

I know we’re ready, like ships a sailing
私たちは準備ができている、まるで航海する船のように

Let all nights be like this
すべての夜がこのようでありますように

Forever I could hold you-come to me
永遠にあなたを抱きしめられるように-私のもとへ来て

“Then we come to love.”
「そして、私たちは愛に至る」


この歌詞は、愛の永続性や希望、そして不確実な未来を
乗り越える強さを描いているように感じられる。
特に「愛するという贈り物」が繰り返し強調されており、
人間関係の中での愛の重要性を伝えている。

シンプルでストレートな表現で、どう解釈するのか
迷うところはない。

「愛するという贈り物」や「勇気を持って」という
フレーズからは、ジョンらしい優しさやポジティブな
メッセージが伝わってくる。
このシンプルさが逆に心に深く響くのかも知れない。

Let’s Pretend

 

これは、ヴァンゲリスとの共作の「Page Of Life」の
別バージョン「Another Page Of Life」というアルバムが
あったらしく、その中の1曲だ。

元のPage Of Life も優しい曲が並んでいたが、
この別アレンジのLet’s Pretendは、
完全にヒーリングミュージックだ。


Let us shine together,
ともに輝こう、

Let’s pretend that we are free,
自由であることを信じて行動しよう。

Let’s all be where the angels
天使たちが見つける場所へ行こう、

Find us, we all have the key
僕たちは皆、その鍵を持っているんだ。

Shall we seal the truth of life
人生の真実を刻もうか、

Shall we light the heavens
天を照らそうか。

We’re so good at finding pleasure
僕たちは喜びを見つけるのが得意だ、

As to what we are, and how we fit together
自分が何者か、どうやって共に生きるのかを。

Let us sing the song it is
この歌を歌おう、

Let the sound of all belief
信念の響きを響かせよう。

Let’s all find that space in life
人生の中のその場所を見つけよう、

To follow in between
その間を進むために。

It’s something that I feel
僕が感じる何か、

To pour upon my soul
魂に注がれるもの。

Countenance of love
愛の表情、

For one n’ all
すべての人へ。

To know there’s so many ways
道は無数にあると知るために、

The force of nature prevails
自然の力が支配する。

I lay down, I lay down and I pray
僕は横たわり、祈るんだ。

Let’s get our hearts together
心をひとつにしよう。

And as before, and like before
以前のように、そしてこれからも、

We’ll do again
また繰り返すんだ。

So let’s get it all together
だから、すべてをひとつにしよう、

Let us shine
輝こう、

Let’s pretend that we are free,
自由であることを信じて行動しよう。

With the silence of the sky
静寂の空とともに、

We’re ready for the day
僕たちは新しい日を迎える。

With the sun, that’s shining in your eyes
君の瞳に輝く太陽とともに、

And show the way
道を示そう。

I can’t deny
僕は否定できない、

I can’t repress the forces of the light
光の力を抑えられない。

For in that moment I reach out and feel the very might
その瞬間、僕は手を伸ばし、その偉大な力を感じるんだ。

Of your love.
君の愛の。


Q.
ここで、「Let’s pretend that we are free」は自由であるふりをしよう、
というのは、実際には自由ではないけれど、自由な「振りをする」
ということ?

A.
直訳すると「私たちは自由である振りをしよう」となる。
この表現にはいくつかの解釈が考えられる:

①現実には自由ではないが、自由であるかのように振る舞おう
→ 実際には何らかの制約(社会的なルール、精神的な束縛、物理的な制限など)が
あるけれど、それを忘れて自由を感じるようにしよう、という意味。

②自由であることを信じて行動しよう
→ たとえ状況が困難であっても、「自分たちは自由だ」と心から信じ、
自由な気持ちで生きよう、という前向きなメッセージとしても解釈できる。

③想像の世界で自由になろう
→ たとえば音楽や芸術の世界では、現実の制約を超えて
自由な発想ができるので、
「この瞬間だけは自由であると信じよう」
という意味合いかも知れない。

この曲のテーマが「団結」や「希望」に関するものだと考えると、
単なる「ふり」ではなく、「自由であるという気持ちを持とう」
「自由を感じることで、それを現実にしていこう」といった
ポジティブなメッセージが込められている可能性もある。

Q.
「To follow in between」は何と何の間?

A.
単体では具体的に「何と何の間」を指しているのかが明確ではない。
ただ、歌詞の流れを考えると、いくつかの解釈が考えらる。

①現実と理想の間
歌詞全体のテーマが「自由」「調和」「希望」などに関するものである
ことを考えると、「理想の世界」と「現実の世界」の間にある道を歩む
ことを意味している可能性がある。
私たちは完全に自由ではないけれど、自由を求める気持ちの中で
生きている。その「間(in between)」を進んでいこう、
というメッセージかも知れない。

②精神的な世界と物理的な世界の間
歌詞には「Let the sound of all belief(すべての信念の音を響かせよう)」
「Shall we light the heavens?(天を照らそう)」といった表現があるため、
精神的・霊的な世界と、現実世界の間にある「何か」を指している
可能性がある。
人間が持つスピリチュアルな側面と、現実の生活の間でバランスを
取りながら生きていくことを示唆しているのかも知れない。

③音楽の世界における調和の中間点
「Let us sing the song it is(歌おう)」「Countenance of love(愛の表情)」
など、音楽に関連する言葉が多いため、
「音楽の流れの中で、異なる音やリズムの間にあるものを見つけ、それに従う」
という意味かも知れない。
音楽的な「間(in between)」とは、メロディーとメロディーの間の空白、
リズムの揺らぎ、ハーモニーのバランスなどを指すこともある。

一見、シンプルな表現だが、深読みすると切りがないくらい、
いろいろな解釈ができてしまう。
果たしてジョン自身はどういうつもりで書いたのか、
あるいは、含みを持たせて書いたのか??