Let’s Pretend

 

これは、ヴァンゲリスとの共作の「Page Of Life」の
別バージョン「Another Page Of Life」というアルバムが
あったらしく、その中の1曲だ。

元のPage Of Life も優しい曲が並んでいたが、
この別アレンジのLet’s Pretendは、
完全にヒーリングミュージックだ。


Let us shine together,
ともに輝こう、

Let’s pretend that we are free,
自由であることを信じて行動しよう。

Let’s all be where the angels
天使たちが見つける場所へ行こう、

Find us, we all have the key
僕たちは皆、その鍵を持っているんだ。

Shall we seal the truth of life
人生の真実を刻もうか、

Shall we light the heavens
天を照らそうか。

We’re so good at finding pleasure
僕たちは喜びを見つけるのが得意だ、

As to what we are, and how we fit together
自分が何者か、どうやって共に生きるのかを。

Let us sing the song it is
この歌を歌おう、

Let the sound of all belief
信念の響きを響かせよう。

Let’s all find that space in life
人生の中のその場所を見つけよう、

To follow in between
その間を進むために。

It’s something that I feel
僕が感じる何か、

To pour upon my soul
魂に注がれるもの。

Countenance of love
愛の表情、

For one n’ all
すべての人へ。

To know there’s so many ways
道は無数にあると知るために、

The force of nature prevails
自然の力が支配する。

I lay down, I lay down and I pray
僕は横たわり、祈るんだ。

Let’s get our hearts together
心をひとつにしよう。

And as before, and like before
以前のように、そしてこれからも、

We’ll do again
また繰り返すんだ。

So let’s get it all together
だから、すべてをひとつにしよう、

Let us shine
輝こう、

Let’s pretend that we are free,
自由であることを信じて行動しよう。

With the silence of the sky
静寂の空とともに、

We’re ready for the day
僕たちは新しい日を迎える。

With the sun, that’s shining in your eyes
君の瞳に輝く太陽とともに、

And show the way
道を示そう。

I can’t deny
僕は否定できない、

I can’t repress the forces of the light
光の力を抑えられない。

For in that moment I reach out and feel the very might
その瞬間、僕は手を伸ばし、その偉大な力を感じるんだ。

Of your love.
君の愛の。


Q.
ここで、「Let’s pretend that we are free」は自由であるふりをしよう、
というのは、実際には自由ではないけれど、自由な「振りをする」
ということ?

A.
直訳すると「私たちは自由である振りをしよう」となる。
この表現にはいくつかの解釈が考えられる:

①現実には自由ではないが、自由であるかのように振る舞おう
→ 実際には何らかの制約(社会的なルール、精神的な束縛、物理的な制限など)が
あるけれど、それを忘れて自由を感じるようにしよう、という意味。

②自由であることを信じて行動しよう
→ たとえ状況が困難であっても、「自分たちは自由だ」と心から信じ、
自由な気持ちで生きよう、という前向きなメッセージとしても解釈できる。

③想像の世界で自由になろう
→ たとえば音楽や芸術の世界では、現実の制約を超えて
自由な発想ができるので、
「この瞬間だけは自由であると信じよう」
という意味合いかも知れない。

この曲のテーマが「団結」や「希望」に関するものだと考えると、
単なる「ふり」ではなく、「自由であるという気持ちを持とう」
「自由を感じることで、それを現実にしていこう」といった
ポジティブなメッセージが込められている可能性もある。

Q.
「To follow in between」は何と何の間?

A.
単体では具体的に「何と何の間」を指しているのかが明確ではない。
ただ、歌詞の流れを考えると、いくつかの解釈が考えらる。

①現実と理想の間
歌詞全体のテーマが「自由」「調和」「希望」などに関するものである
ことを考えると、「理想の世界」と「現実の世界」の間にある道を歩む
ことを意味している可能性がある。
私たちは完全に自由ではないけれど、自由を求める気持ちの中で
生きている。その「間(in between)」を進んでいこう、
というメッセージかも知れない。

②精神的な世界と物理的な世界の間
歌詞には「Let the sound of all belief(すべての信念の音を響かせよう)」
「Shall we light the heavens?(天を照らそう)」といった表現があるため、
精神的・霊的な世界と、現実世界の間にある「何か」を指している
可能性がある。
人間が持つスピリチュアルな側面と、現実の生活の間でバランスを
取りながら生きていくことを示唆しているのかも知れない。

③音楽の世界における調和の中間点
「Let us sing the song it is(歌おう)」「Countenance of love(愛の表情)」
など、音楽に関連する言葉が多いため、
「音楽の流れの中で、異なる音やリズムの間にあるものを見つけ、それに従う」
という意味かも知れない。
音楽的な「間(in between)」とは、メロディーとメロディーの間の空白、
リズムの揺らぎ、ハーモニーのバランスなどを指すこともある。

一見、シンプルな表現だが、深読みすると切りがないくらい、
いろいろな解釈ができてしまう。
果たしてジョン自身はどういうつもりで書いたのか、
あるいは、含みを持たせて書いたのか??

Close To The Edge (危機)

 

自分でも信じられないが、
この曲は、リリースは1972年なのでなんと50年以上も前。
プログレッシブ・ロックの金字塔と言われる超々名盤。

アルバムジャケットは、ロジャー・ディーンによる独特なデザインで、
これもイエスの象徴となっている。

当時はまだCDではなくレコードで、
両面で3曲しか含まれていなかった。
クラシックでもないのに・・・約20+10+10分

“Close To The Edge”は18分強と長尺で、
次の4章から成る組曲のようになっている。
そんなロックがあるものか、と当時は驚いた。

1.着実な変革 The Solid Time of Change
2.全体保持  Total Mass Retain
3.盛衰   I Get Up I Get Down
4.人の四季 Seasons of Man

ロックと交響曲と何か(?)が融合したような荘厳な曲。
ヘルマン・ヘッセの『シッダールタ』に
インスパイアされた、精神的な旅の物語だ。


A seasoned witch could call you
熟練した魔女があなたを呼び寄せるかもしれない

From the depths of your disgrace
あなたの恥の深みから

And rearrange your liver
そして、あなたの本質を組み替えて

To the solid mental grace
堅固な精神の優雅さへと変える

And achieve it all with music
音楽の力ですべてを成し遂げ

That came quickly from afar
遠くから素早く届いた音楽で

Then taste the fruit of man
そして、人間の果実を味わい

Recorded losing all against the hour
時の流れに抗う中での喪失を記録する

And assessing points to nowhere
何の目的地もない点を評価しながら

Leading every single one
それがすべてを導く

A dewdrop can exalt us
露の滴が私たちを高揚させ

Like the music of the sun
太陽の音楽のように

And take away the plain
そして平凡を取り去り

In which we move and choose the course you’re running
私たちが動き、進む道を選ぶ場を奪い去る

Down at the edge, round by the corner
端のほとりで、角を回るあたりで

Not right away, not right away
すぐにはではなく、すぐには

Close to the edge, down by a river
淵に近く、川のほとりで

Not right away, not right away
すぐにはではなく、すぐには

Crossed the line around the changes of the summer
夏の変化の中でその境界を越え

Reaching out to call the colour of the sky
空の色を呼び求めながら手を伸ばす

Passed around a moment clothed in mornings
朝に包まれた一瞬を巡り

Faster than we see
私たちが見るよりも速く

Getting over all the time I had to worry
心配しなければならなかった時間を乗り越え

Leaving all the changes far from far behind
変化のすべてを遠く遠く後ろに置いて

We relieve the tension only to find out
緊張を和らげても、ただ見つけるのは

The master’s name
その主の名だけ

Down at the edge, round by the corner
端のほとりで、角を回るあたりで

Close to the edge, just by a river
淵に近く、川のすぐそばで

Seasons will pass you by
季節はあなたを通り過ぎていく

I get up, I get down
私は立ち上がり、そして沈む

Now that it’s all over and done
今や全てが終わり

Now that you find, now that you’re whole
今こそ、あなたが見つけ、ひとつになる

My eyes convinced, eclipsed
私の目は確信し、影を見つめる

With the younger moon attained with love
若い月が愛によって手に入れられ

It changed as almost strained
それは変化し、ぎりぎりの状態になった

Amidst clear mana from above
上空からの清らかなマナの中で

I crucified my hate and held
私は憎しみを十字架につけ、抱きしめた

The word within my hand
手の中の言葉を

There’s you, the time, the logic
そこには、あなたと時、そして論理がある

Or the reasons we don’t understand
または、私たちが理解できない理由が

Sad courage claimed the victims
悲しい勇気が犠牲者を奪い

Standing still for all to see
すべての人に見えるように立ち尽くす

As armoured movers took
鎧をまとった動きが進み

Approached to overlook the sea
海を見渡すために近づく

There since the cord, the license
そこには紐や許可証があった

Or the reasons we understood will be
または、私たちが理解した理由があるだろう

Down at the edge, close by a river
端のほとりで、川のすぐそばで

Close to the edge, round by the corner
淵に近く、角を回るあたりで

Close to the end, down by the corner
終わりに近づき、角のあたりで

Down at the edge, round by the river
端のほとりで、川を回るあたりで

Sudden call shouldn’t take away the startled memory
突然の呼び声が驚きの記憶を奪ってはいけない

All in all, the journey takes you all the way
結局、旅はあなたを最後まで連れて行く

As apart from any reality that you’ve ever seen and known
あなたが今まで見たり知ったりした現実から離れて

Guessing problems only to deceive the mention
問題を推測しても、それは言及を欺くためのもの

Passing paths that climb halfway into the void
虚無へと半ば登る道を通り過ぎる

As we cross from side to side, we hear the total mass retain
左右を行き交うたびに、全体の質量を保つ音を聞く

Down at the edge, round by the corner
端のほとりで、角を回るあたりで

Close to the end, down by a river
終わりに近づき、川のほとりで

Seasons will pass you by
季節はあなたを通り過ぎていく

I get up, I get down
私は立ち上がり、そして沈む

In her white lace
彼女の白いレースの中で

You could clearly see the lady sadly looking
悲しげに見つめる女性がはっきりと見える

Saying that she’d take the blame
彼女が自分に責任があると言い

For the crucifixion of her own domain
彼女自身の領域の磔刑について

I get up, I get down
私は立ち上がり、そして沈む

I get up, I get down
私は立ち上がり、そして沈む

Two million people barely satisfy
200万人の人々がほとんど満足できない

Two hundred women watch one woman cry, too late
200人の女性が1人の女性が泣くのを見守る、手遅れで

The eyes of honesty can achieve
誠実の目が成し遂げられる

How many millions do we deceive each day?
私たちは毎日何百万人を欺いているのだろうか?

I get up, I get down
私は立ち上がり、そして沈む

The time between the notes
音符の間の時間が

Relates the color to the scenes
色と場面を結びつける

A constant vogue of triumphs
絶え間ない勝利の流行

Dislocate man, so it seems
人を動揺させる、それが見える限り

Close to the edge, down by the river
淵に近く、川のほとりで

Down at the end, round by the corner
終わりに近づき、角を回るあたりで

Seasons will pass you by
季節はあなたを通り過ぎていく

Now that it’s all over and done
今や全てが終わり

Called to the seed, right to the sun
種に呼びかけ、太陽へ向かう

I get up, I get down
私は立ち上がり、そして沈む

I get up, I get down
私は立ち上がり、そして沈む


この歌詞は非常に詩的で象徴的なイメージが多く、
解釈の幅が大きい。
比喩表現や哲学的なテーマが中心となり、
自然、感情、精神的な旅が絡み合っている。

Q.:
ここでの「edge」は何を表しているか?

A.
この歌詞における「edge(淵)」は、単なる物理的な場所を表すだけでなく、象徴的・比喩的な意味が込められている可能性が高い。文脈や詩のテーマを考慮すると、以下のような解釈が考えられる。
 

  1. 人生や存在の「淵」
    「edge」は、人生や精神的な旅の中で極限の状態や転換点を象徴している可能性がある。これは、人生の岐路、境界、あるいは未知の領域に向かう瞬間を表しているかも知れない。歌詞には「川のほとり」や「角を回る」といったフレーズが繰り返されており、何か新しい領域や未知の可能性に向かって進む感覚が描かれている。
     
  2. 精神的な挑戦や内面的な葛藤
    「edge」は、内面的な葛藤や限界に挑む状況を象徴しているとも考えられる。歌詞中の「I get up, I get down(立ち上がり、沈む)」というフレーズは、感情の浮き沈みや葛藤を示しており、人生の「淵」で揺れ動く心の状態を反映しているようにも感じられる。
     
  3. 自然や宇宙の境界
    歌詞全体を通じて、自然や宇宙とのつながりがテーマになっている部分が多くある。「edge」は、物理的な場所としての自然の淵、たとえば「川のほとり」や「空と地球の境界」を指している可能性もあるし、象徴的に用いられて、自然と人間、宇宙と個人のつながりを暗示しているとも考えられる。
     
  4. 哲学的・精神的な「境界」
    この「edge」は、現実と精神世界の境界や、既知と未知の間に存在する場所を表している可能性がある。歌詞には「reality that you’ve ever seen and known(これまで見たり知ったりした現実)」というフレーズがあり、私たちが慣れ親しんだ現実から離れ、新しい真実や視点に向かう旅を描いているようだ。

 
この歌詞は非常に難解で、抽象的かつ象徴的な表現が多く含まれている。それがプログレッシブ・ロックの特徴でもあるし、特にこの曲を作ったYesのようなバンドは、リスナーに深い解釈や想像を促す詩的な表現を得意としている。

「Close to the Edge(淵に近く)」というタイトル自体が、何か大きな転換点や限界点にいることを暗示しており、それが人生の岐路であったり、精神的な覚醒であったり、あるいは自然や宇宙との一体感であったりと、聴く人それぞれの視点で意味が変わるのが魅力となっている。

難解さの理由:
1) 抽象的なイメージ
歌詞には「精神的な優雅さ」「太陽の音楽」「季節があなたを通り過ぎる」など、具体的な意味が掴みづらい表現が多い。これらは直訳ではなく、象徴や感覚で捉える必要がありそうだ。

2) 象徴性が強い
「淵(edge)」や「川(river)」など、特定の場所や状況を示す言葉が、物理的な意味以上の象徴的な役割を果たしている。

3) 哲学的テーマ
人生の意味、精神的成長、自然と宇宙の調和など、深遠なテーマを扱っているため、聴く側の経験や価値観によって解釈が変わってくる。

で、どう楽しむべきか
難解さをそのまま受け止めて、自分なりに解釈して楽しむのがこの曲の醍醐味か。リズムやメロディーに身を任せつつ、歌詞の一部が心に響く瞬間を探したり、自分の経験や感情と結びつけたりすることで、より深い感動を味わえる。と難しそうなことを楽し気に言いたくなる。

とにかく、ジョン(とイエスの当時のメンバー)以外に
こんな壮大な曲は決して作れない。


『シッダールタ』とこの曲の関係については、
こちらの店長のりちゃん さんの解説が詳しいです。
Yes『Close to the Edge』歌詞解説:ヘッセ『シッダールタ』との深い関係|店長のりちゃん

Once Upon A Dream

  
2024年にJon Anderson & Band Geeksで出したアルバム「True」の1曲。
16分あまりの大作で、タイプは違うものの、
かつての「Close To The Edge」の現代版とも言うべき作品。
全体の一貫性を保ちつつ、
3~4楽章に分けてもいいくらいの、
起承転結の変化がある。

念仏のような切り出し(『神の啓示』っぽい)から始まり、
壮大な展開を見せる。さすがのジョン節だが、
失礼ながら、80才を迎えても、
ここまでのパワーをまだ秘めていたとは
本当に驚かされた。そしてうれしい!!


It’s enough to stick around looking for it
探し求めれば十分なんだ

It’s enough to challenge it, took around
挑戦すれば十分なんだ、周りを見渡して

Once upon a time you were looking for
昔々、あなたは探していた

Dance around it, tiki-tai, tiki-tay
踊り回ろう、ティキタイ、ティキテイ

Cup a sound now, chook around, chook around
音をすくって、探し回って、探し回って

Everything now, moving out, moving out
今すぐ全部、動き出して、動き出して

Once upon a time you were searching for
昔々、あなたは探していた

Dance around it, tiki-tai, tiki-tay
踊り回ろう、ティキタイ、ティキテイ

Cup a sound now, chook around, chook around
音をすくって、探し回って、探し回って

Everything now, moving out, moving out
今すぐ全部、動き出して、動き出して

Once upon a time you were searching for
昔々、あなたは探していた

Dance around it, tiki-tai, tiki-tay
踊り回ろう、ティキタイ、ティキテイ

Tiki-tai, tiki- tai, tiki-tay
ティキタイ、ティキタイ、ティキテイ

Cup a sound now, chook around, chook around
音をすくって、探し回って、探し回って

Everything now, moving out, moving out
今すぐ全部、動き出して、動き出して

Once upon a time you were searching for
昔々、あなたは探していた

Dance around now, tiki-tai, tiki-tay
今すぐ踊り回ろう、ティキタイ、ティキテイ

Cup a sound now, chook around, chook around
音をすくって、探し回って、探し回って

Everything now, moving out, moving out
今すぐ全部、動き出して、動き出して

It’s enough to stick around, looking for it
探し求めれば十分だ

It’s enough to challenge it, look around
挑戦すれば十分だ、周りを見渡して

This grand design, only one true meaning immortalized, all that we know
この壮大なデザイン、たった一つの真実の意味が不朽のものとなり、私たちが知るすべて

Telling tales, look around we laugh, we cry
物語を語り、周りを見渡して笑い、泣く

In the eyes of many never asking why
多くの人の目には、なぜなのか決して問わない

Nothing can change, always seen, nothing changes
何も変わらない、いつも見ている、何も変わらない

Ever change, ever change
永遠に変わる、永遠に変わる

Change it up, change it up, change it up change it up, change it up
変えてしまえ、変えてしまえ、変えてしまえ、変えてしまえ、変えてしまえ

This first surprise, a crystal river
最初の驚き、水晶の川

Between the lies, reaching out to everyone, everywhere
嘘の間に、誰にでも、どこにでも手を差し伸べる

We see the size of the coming weather we realize everything is possible
近づく天候の規模を見て、私たちはすべてが可能だと悟る

Everything is possible, everything possible we are light
すべてが可能だ、何だって可能だ、私たちは光だ

Call it this time of life we are true for everlife true is true is true
人生のこの時をそう呼ぼう、永遠の命のために真実だ、真実は真実だ

Come on sister
さあ、姉妹よ

Magic that changes me
私を変える魔法

So golden, then fascination can be like come on sister
眩しいほどに輝いて、魅了されることは、
魂の姉妹に『さあ、一緒に』と呼びかけられるようなもの

Truth is for evermore mystical magic that changes like a miracle
真実とは永遠に神秘的な魔法であり、奇跡のように変化する

Always reaching for the stars reaching out for everyone
常に星を目指し、誰にでも手を差し伸べる

We dance, we fly into an endless sky
私たちは踊り、終わりのない空へ飛んでいく

We love, we sing, we soar on broken wings
私たちは愛し、歌い、壊れた翼で舞い上がる

It’s enough to sit around, looking for it
座って探し求めるには十分だ

It’s enough to challenge it, look around
挑戦するには十分だ、周りを見渡して

Once upon a time you were searching for it
昔々、あなたはそれを探していた

Here we go to the heart of the sunrise
さあ、日の出の中心へ行こう

Seen through your eyes be the one connection the dream is clear
あなたの目を通して見えるものは、一つの繋がり、夢は明確だ

Lifting you up, higher and higher
あなたを持ち上げ、より高く、より高く

We fantasize, we are the world of dreaming we harmonize
私たちは空想し、私たちは夢の世界、私たちは調和する

Deep in our heart everlasting harmony
心の奥底には、永遠の調和がある

This grand design
この壮大なデザイン

We control the meeting this gift of time
私たちはこの時間の贈り物である出会いをコントロールする

Lifting us up, higher and higher letting go
私たちを持ち上げ、より高く、より高く、手放す

We reach out for the stars reaching out for everyone
私たちは星に手を伸ばし、誰にでも手を差し伸べる

We dance, we fly into an endless sky we love, we sing
私たちは踊り、終わりのない空へ飛んでいく、私たちは愛し、歌う

We soar with broken wings
私たちは壊れた翼で舞い上がる

It’s enough to stick around, looking for it
探し求めれば十分だ

It’s enough to challenge it, look around
挑戦すれば十分だ、周りを見渡して

Once upon a time you were searching for it
昔々、あなたはそれを探していた

Lift this force to get to the sunrise
この力を持ち上げて、日の出へたどり着こう

Shine on sister
輝いて、姉妹よ

Magic that wakens me
私を目覚めさせる魔法

Your loving brings fascination
あなたの愛は魅力を運んでくる

This feeling go on brother sun
この感情、進んでいけ、太陽の兄弟よ

Be the saving light
救いの光となれ

You are the song of the ages
あなたは時代の歌だ

Like walking in the house of freedom
まるで自由の家にいるよう

Like walking in the house of wisdom
まるで知恵の家にいるよう

Like walking in the house of freedom
まるで自由の家にいるよう

Magic can change
魔法は変えることができる

Best of time, reaching for the best of time
最高の時、最高の時を目指して

Twice upon a dream you were the angel of your story
二度夢を見た時、あなたは物語の天使だった

Twice upon a dream you were the angel of your story
二度夢を見た時、あなたは物語の天使だった

Asking for the majesty to call
威厳が呼ばれることを願って

And let you hear them, see them, be them everything is clear
そして、あなたが彼らを聞き、見て、彼らになることを願う、すべてが明らかだ

Are we alive to witness this true understanding
私たちは生きているのか、この真実の理解を目撃するために

The giving of the love to, ever to to the storyline
愛を与えること、物語の筋書きに永遠に

Even if we live so
たとえそう生きても

Evermore to reach and sing forever
永遠に手を伸ばし、永遠に歌う、

even if we live to know that truth is our story
たとえ私たちが真実が私たちの物語だと知って生きても

Waking in the morning light
朝の光の中で目覚める

Waking in the morning light
朝の光の中で目覚める

Waking in the morning light
朝の光の中で目覚める

Like the first star, we kiss and know the move of time
一番星のように、私たちはキスをし、時の流れを知る

Like the first time, you know the gift that you are free
初めてのように、あなたは自分が自由であるという贈り物を知る

You are free
あなたは自由だ

You are free
あなたは自由だ

Honor this time
この時を大切に

Get me close to get to the sunrise as the more to get there
そこに着くほど、日の出に近づけてくれ

Ever after never late, to the sun time
永遠に遅れることはない、太陽の時間へ

Happiness to jump and dance
飛び跳ねて踊る幸せ

To the rhythm of the god stone giving it up to quarter of the best we begin to live
神なる石のリズムに乗って、最高の4分の1を捧げ、私たちは生き始める

Channeling your love, your love, your love, your love
あなたの愛を導き、あなたの愛を、あなたの愛を、あなたの愛を

Your love is all of the story, brought to you
あなたの愛は物語のすべてだ、あなたに届けられた

Once upon a time you searching for
昔々、あなたは探していた

Dance around it, tiki-tai, tiki-tay
踊り回ろう、ティキタイ、ティキテイ

Cup a sound now, took around, took around
音をすくって、探し回って、探し回って

Everything now, moving out, moving out
今すぐ全部、動き出して、動き出して

Once upon a time you searching for
昔々、あなたは探していた

Dance around it now, tiki-tai, tiki-tay
今すぐ踊り回ろう、ティキタイ、ティキテイ

Cup a sound now, took around, took around
音をすくって、探し回って、探し回って

Everything now, moving out, moving out
今すぐ全部、動き出して、動き出して

God sister, magic that changes you so golden
神の姉妹よ、あなたをとても輝かせる魔法

Fascination can be like go sister
魅了されることは、進んでいける、姉妹のように

Magic that changes me so golden
私をすごく輝かせる魔法

Fascination can be like
魅了というのは、そう、

So sister, magic
姉妹のような、魔法

They call this summoning
彼らはこれを召喚と呼ぶ

To, to light they call this heavenly
光へ、彼らはこれを天国と呼ぶ

To, to light they call this son of mine
光へ、彼らはこれを私の息子と呼ぶ

To, to light god is calling me, to, to light
光へ、神は私を呼んでいる、光へ

This vision
このビジョン

Everyday shall be in the eyes of many this eternity
毎日が多くの人の目には永遠となる

Every time, every way this grand design seeing every season this gift of time
毎回、あらゆる方法でこの壮大なデザインはあらゆる季節を見る、この時間の贈り物

Making me dream, making me see clearly forever true
私に夢を見させ、永遠に真実をはっきりと見させてくれる

Forever true
永遠に真実

The truth is you
真実とはあなた

The truth is you ever this time
真実とはあなた、常にこの時

Each way, this way get to the sunrise
それぞれの方角へ、この方角へ、日の出へ

Evermore to be the ever after never too late
永遠にその後となる、決して遅すぎることはない

It’s never too late ever true ever true
決して遅すぎることはない、常に真実、常に真実

We dance, we fly
私たちは踊り、飛ぶ

Into an endless sky we dance, we sing
終わりのない空へ、私たちは踊り、歌う

We soar on golden wings we live, we play
私たちは黄金の翼で舞い上がり、生き、遊ぶ

We build a brand new day we laugh, we cry
私たちは全く新しい日を築き、笑い、泣く

We see though heaven’s eyes
天国の目を通して見る

It’s enough to seek around, looking for it
探し回れば十分だ

It’s enough to challenge it, took around
挑戦すれば十分だ、周りを見渡して

Once upon a time, you were searching for
昔々、あなたは探していた

Look around, look around for love
愛を探して、周りを見渡して、周りを見渡して

Once upon a time, you were true to see once upon a time
昔々、あなたは真実を見ようとしていた、昔々

Once upon a dream dreams are meant to be once upon a time
夢の中で、夢はかなうものだった、昔々

Once upon a dream you were meant to be once upon a time
夢の中で、あなたはそうなるはずだった、昔々

Once upon a time, you were searching for
昔々、あなたは探していた

It’s enough to stick around, looking for
探し求めれば十分だ

Once upon a time, you were searching for it
昔々、あなたはそれを探していた

It’s enough to stick around, looking for it
探し求めれば十分だ


Q.
「tiki-tai, tiki-tay」とは何?

A.
言葉ではなく、音そのものを楽しむもので、
響き、リズム、エネルギーを込めた造語のようです。

「tiki」は、ポリネシア神話などで「精霊」や「守護神」の
ような存在を指すこともあり、
「トロピカルな神聖性・太古のリズム感」を連想させる。
「tai」や「tay」も、海や風などの自然の音を思わせる響きを持っている。

祈りや儀式のようなリズム、あるいは魂の鼓動を
表しているとも言えるでしょう。
母国語ではないので、難しいですね。

Q.
「Cup a sound」音をすくって、とは何をイメージしている?

A.
非常に詩的で比喩的な言い回し。
音との親密な触れ合い、感受し、包み込むような感覚。
ただ“聞く”のではなく、音のエネルギーを手ですくって体の中に
取り入れること、あるいは音との深い一体化・瞑想的な接触を
示唆していると考えられる。

Q.
「siter」という呼びかけがよく出てくるが、誰を指している?

A.
単純に姉妹ではなく、魂の姉妹とか同志というような意味と思われる。
女性エネルギーの象徴として、更に言うと、
宇宙的な女性性への呼びかけとも解釈できる。

「さあ行こう、魂の姉妹よ」
「そうだよ、姉妹よ、これは魔法なんだ」

Q.
全体では、どんなことを描いてる?

A.
全体のテーマ:夢、再生、そして魂の旅

① 夢の中の探求と目覚め
「Once upon a time」や「Once upon a dream」という繰り返しは、
物語の始まりと夢の世界への導入を示し、
魂の起源”や“人間の本質”への探求が始まる感覚を表している。

「You were searching for it(あなたはそれを探していた)」という
フレーズが繰り返され、内なる真実や愛、光とのつながりを探す旅を
暗示している。

②光・愛・自由の象徴としての“日の出”と“空”
「Get to the sunrise」「We dance, we fly into an endless sky」
「You are free」などのフレーズ⇒霊的な目覚めや自由の到来
日の出は新たな始まり、闇からの解放、再生の象徴。

③音楽と踊りによる宇宙との調和
「Dance around it」「Cup a sound now」「Tiki-tai, tiki-tay」など
リズム感ある言葉が繰り返され、音楽的な儀式や宇宙的調和を表現

ジョン独特の言語遊び(例:tiki-tai, tiki-tay)は意味よりも
響きや波動としてのメッセージを重視しており、
神秘的なチャント(詠唱)のよう

④神聖な存在との交信
「Magic that changes me」「You are the song of the ages」
「To the rhythm of the god stone」など、
超越的な存在との接触や魂が変容する神秘体験を描く。

「Sister」「Brother Sun」など、天体や霊的存在を“兄弟姉妹”の
ように呼ぶのは、宇宙との親密なつながりを示す。

⑤浄化と希望、自己実現の物語
「Twice upon a dream you were the angel of your story」から、
過去と今の夢の交錯、自らが人生の主人公であることを示唆。

「We build a brand new day(新しい日を築く)」といった歌詞は、
自分の選択が未来を創るというポジティブなメッセージ。

まとめると、単なる「夢物語」ではなく、魂の成長・目覚め・
そして愛と光への帰還を描いたスピリチュアルな交響詩。

ジョンの作品に共通する「宇宙的視野」「霊的進化」「音楽による
意識の変容」といった要素が、リズムと言葉を通して感覚的に
描かれているようだ。

Counties and Countries

 

これは、2025年6月時点での最新作。
Jon Anderson & Band Geeks 名義で出した「True」の中の1曲。

この歌は、愛と真実の到来、
そして、それが人生における目的や希望に
深く関連していることをテーマにしている。
過去と未来の間で、
まだ訪れていない愛や真実を待ち望む姿勢が描かれている。

なーんて言うと固いが、
そんな内容を時にコミカルな演奏と共に
非常に楽し気に、優しさを込めて歌っている。
不思議と癒されてしまう。

原曲はジョンが10年くらい前に書いていて、
Band Geeksのリッチー・カステラーノがアレンジして
壮大な曲に仕上げたそうです。すごい。


I’ve seen counties and countries,
僕は様々な地方や国々を見てきた

the Gardens of Eden are calling me, calling me home
エデンの園が僕を呼んでいる、故郷に呼んでいるんだ

And I said, I would deliver the promise of lifetimes
そして僕は言った、何世代にもわたる約束を果たすと

Calling me, calling me, calling me home
僕を呼んでいる、故郷へ呼び戻そうとしている

For I received it on that day, the gift of love was here to stay
その日、僕は受け取ったんだ、愛の贈り物が永遠にここに留まるということを

Asking for the love that would always deliver
常に応えてくれる愛を求めて

Asking for the love yet to come
まだ訪れていない愛を求めて

I’ve seen counties and countries, the Gardens of Eden
僕は様々な郡や国々を見てきた、エデンの園が

Are calling me, calling me home
僕を呼んでいる、故郷に呼び戻している

The mountains, down through the oceans, the gift of creation
山々、海を越えて、創造の贈り物が

Are calling me, calling me, calling me home
僕を呼んでいる、故郷へと呼んでいるんだ

For I received it on that day, the gift of love was here to stay
その日、僕はそれを受け取った、愛の贈り物がここに留まることを

Asking for the love that would always deliver
いつも応えてくれる愛を求めて

Asking for the love yet to come
まだ訪れていない愛を求めて

The love yet to come, the love yet to come
まだ訪れていない愛、まだ訪れていない愛

The love yet to come, say I, say I
まだ訪れていない愛だ、僕が言うよ、僕が言うよ

The love yet to come, this miracle’s got to keep us alive
まだ訪れていない愛、この奇跡が僕たちを生かし続ける

Gotta get that beautiful day to be
あの美しい日を迎えなくてはならない

Only for you, only for you
君のためだけに、君のためだけに

Only for you, to be received
君だけが受け取るために

To be received, by you
君が受け取るために

Only for you, only for you
君のためだけに、君のためだけに

Only for you, to be received
君が受け取るために

To be received, by you
君によって受け取られるために

I reached out and discovered that words are forever
僕は手を伸ばして、言葉が永遠であることを発見した

Never repeat what you don’t believe
信じていないことを繰り返してはいけない

And I said I would remember that people forgiving
そして僕は言った、人々が許すことを覚えていると

That comes with the loving of your soul
それは君の魂の愛と共に訪れる

Just reaching for the strength of another, your sisters and brothers
ただ他者の強さに手を伸ばしている、君の姉妹や兄弟たち

Calling me, calling me, calling me home
僕を呼んでいる、故郷へ呼んでいる

‘Cause I believed it on that day
その日、僕はそれを信じたんだ

The gift of love was here to stay
愛の贈り物がここに留まっていることを

Gifting me, just knowing that love is forever
愛は永遠であることを知って、僕に贈られている

Knowing of the truth yet to come
まだ訪れていない真実を知っている

The truth yet to come, the deeper you got it
まだ訪れていない真実、それを深く受け入れれば

The love yet to come, here in your lifetime
まだ訪れていない愛、それは君の生涯の中で訪れるんだ

All to bring you closer, gotta get that beautiful day to be
すべては君を近づけるため、あの美しい日を迎えなくてはならない

The love yet to come, the best yet to come, say I, say I
まだ訪れていない愛、最高のものが訪れる、僕が言うよ、僕が言うよ

The love yet to come, say I, say I
まだ訪れていない愛、僕が言うよ、僕が言うよ

This is a beautiful day to be
これは素晴らしい日だ、存在するための

Love yet to come, all to bring you closer
まだ訪れていない愛、すべては君を近づけるために

You got a beautiful day today
君は今日、美しい日を迎えている

You got a beautiful day today
君は今日、美しい日を迎えている

Only for you, only for you
君のためだけに、君のためだけに

Only for you, to be received
君が受け取るために

To be received, by you
君によって受け取られるために


Jon Anderson – Lead Vocals
Richie Castellano – Bass, Vocals
Andy Graziano – Guitar
Andy Ascolese – Drums
Chistpher Clark – Keyboards
Robert Kipp – Keyboards


(以下、Q=Question=疑問点、A=Answer=解釈例 です。)

Q.
「counties and countries」と繰り返し、
その後に「 the Gardens of Eden」と続く意味は何でしょう?
A.
「I’ve seen counties and countries, the Gardens of Eden」
というフレーズで 「counties」と「countries」 を繰り返しているのは、
言葉のリズムを作ると同時に、
スケールの拡大を表していると思われる。

counties(郡) は比較的小さな地域の単位
countries(国々) はより広い範囲を示す
つまり、「小さな地域から大きな国々まで、あらゆる場所を見てきた」
というニュアンスが含まれている模様。

その後に 「the Gardens of Eden(エデンの園)」 と続くことで、
「この旅の中で、楽園のような美しい場所を見つけた」
という意味合いが加わる。

これは単なる地理的な旅ではなく、精神的・象徴的な旅も
示唆している可能性があり、「エデンの園」は 理想郷、純粋な美しさ、
または神聖な場所 を象徴していると考えられる。

Q.
エデンの園がなぜGardens of Edenと複数形なのでしょう?

A.
エデンの園」は聖書の具体的な場所というよりも、
「あらゆる美と調和のある場所」
「内面や世界中に存在する楽園的な空間」
として表現されている。
それゆえに「複数のエデン=世界中に点在する美しい場所」
として “Gardens” と複数形にしているのか。

Q.
「I reached out and discovered that words are forever」
のreach forは、どこに手を伸ばすと言ってるのでしょう?
A.
「I reached out and discovered that words are forever」の
「reached out」 は、物理的な動作というよりも、
精神的・抽象的な意味で「手を伸ばす」「探求する」
というニュアンスがある。

この文では 「言葉が永遠であることを発見した」
という気づきの過程を表している。
したがって、「reach out」 は何か具体的な物ではなく、
真実や知識、理解へと手を伸ばしている のだと考えられる。

つまり、「僕は手を伸ばし(探求し)、言葉が永遠であることを発見した」
という意味になり、
「言葉の力」「言葉の持つ不変性」「言葉の重要性」に気づいた
というメッセージが込められていると解釈できそう。

「Just reaching for the strength of another, your sisters and brothers」
の 「reaching for」 は、「他者の強さを求める」 という意味になる。

この場合、「another」 は「他の誰か(=仲間や周りの人)」を
指していて、「strength」 は「力」や「支え」という意味合いか。

つまり、「仲間である兄弟姉妹(sisters and brothers)の
強さに手を伸ばしている」 という意味になり、
「互いに支え合うこと」や「助けを求めること」
の重要性を示唆していると考えられる。

この歌詞の流れからすると、単なる個人の旅ではなく、
「人とつながり、助け合いながら進んでいく」
というテーマが込められているのかも知れない。