Change We Must

 

何語か分からない呪文のような言葉から始まり、
とにかく、人類は変わらねばならない・・・
何とも不思議な曲。


Oona-a-aya, tamara ooha, shana too aya, lay mi
ウーナ・ア・エイヤ、タマラ・ウーハ、シャナ・トゥー・エイヤ、レイ・マイ

Coming through vision
ビジョンを通してやって来る

Coming through wisdom
叡智を通してやって来る

Coming together is love
一つに集まること、それが愛

Giving me daytime
昼の光を僕に与え

Giving this nighttime
夜の静けさを与え

Bringing within me, this love
この愛を僕の内側に運んでくれる

Oona-a-aya, tamara ooha, shana too aya, lay mi
ウーナ・ア・エイヤ、タマラ・ウーハ、シャナ・トゥー・エイヤ、レイ・マイ

(Oona-a-aya)
(ウーナ・ア・エイヤ)

I’m talking to the sea
僕は海と語り合う

(Tamara ooha)
(タマラ・ウーハ)

I’m singing to the stars
僕は星々に歌いかける

(Shana too aya)
(シャナ・トゥー・エイヤ)

Change we must
僕たちは変わらなければならない

(Lay mi)
(レイ・マイ)

To live again
もう一度生きるために

(Oona-a-aya)
(ウーナ・ア・エイヤ)

Coming to the earth to the moon
地球へ、月へと向かっていく

(Tamara ooha)
(タマラ・ウーハ)

I’m singing on the sky to the earth
空から地球へ歌いかけている

(Shana too aya)
(シャナ・トゥー・エイヤ)

Change we must, change we must
変わらなければ、変わらなければ

(Lay mi)
(レイ・マイ)

Live again
再び生きるために

Oona-a-aya, tamara ooha, shana too aya, lay mi
ウーナ・ア・エイヤ、タマラ・ウーハ、シャナ・トゥー・エイヤ、レイ・マイ

(Oona-a-aya)
(ウーナ・ア・エイヤ)

We will witness this song, we will sing
僕たちはこの歌を見届け、歌うだろう

(Tamara ooha)
(タマラ・ウーハ)

We belong to the world
僕たちはこの世界の一部

(Shana too aya)
(シャナ・トゥー・エイヤ)

Our Mother so Divine
僕たちの母なる存在、とても神聖な存在

(Lay mi)
(レイ・マイ)

We live again
僕たちは再び生きる

(Oona-a-aya)
(ウーナ・ア・エイヤ)

This is here, this is now giving time
これは「ここ」であり、「今」、与えられた時間

(Tamara ooha)
(タマラ・ウーハ)

This is love that surrounds
これこそが、僕たちを包む愛

(Shana too aya)
(シャナ・トゥー・エイヤ)

Change we must
変わらなければならない

(Lay mi)
(レイ・マイ)

To live again
もう一度生きるために


Q.
「Oona-a-aya, tamara ooha, shana too aya, lay mi」って何?

A.
これはジョン語というか宇宙語というかマントラというか、
「魂の祈りの音」「言葉にならない感情や波動」
魂そのものが宇宙に語りかける波動」のようなもの。

Q.
Coming through vision / wisdom / love は何かの順番?

A.
Vision(ビジョン)=「未来への直感的な気づき」
Wisdom(叡智)=「人類が内側から思い出す宇宙的真理」
Love(愛)=「すべての源であるエネルギー」
この3つの「通り道」を通って、
私たちは新しい自分、真の自分に出会っていく。

Q.
海や星、地球や月、空へ歌うとは?

A.
ジョンの自然賛歌、宇宙との対話

  • → 「感情、集合的無意識」
  • → 「魂のルーツ、高次元の存在たち」
  • 地球 → 「今ここ、生きる場所」
  • → 「内なるリズム、感情のサイクル」
  • → 「無限の可能性、自由な精神」

「自然界すべてと共鳴しながら生きよ」というメッセージ。

Q.
Change we must / To live again は何を訴えている?

A.
この曲のコアメッセージ。

  • 私たちは変わらなければならない。
  • 古い価値観、エゴ、恐怖、破壊的な生き方を手放さなければならない。
  • その先に「本当の再生」「新しい次元での生き方」が待っている。

これってまさにスピリチュアルなアセンションテーマそのもの。

Q.
Mother so Divine とは?

A.
地球そのもの、または女性性への賛歌。
ジョンはよく「Divine Mother(神聖なる母)」という概念を使う。
ここでは地球そのもの、または
宇宙の母なるエネルギーを指している。

独特の音(マントラ)と曲調で、
深く染み込むような曲ですね。
Change we must / To live again !

Soon

 

Soonは、20分以上のThe Gates of Delirium「錯乱の扉」の
最終章を切り出した小曲。
その前は、戦争による錯乱状態を様々に描き、
Soonで最終的には平和となる希望を描いている。


Soon oh soon the light
まもなく、ああ、まもなく光が

Pass within and soothe the endless night
内側に差し込み、終わりなき夜を癒してくれる

And wait here for you
そしてここで君を待つ

Our reason to be here
ここにいる理由、それは僕たちの

Soon oh soon the time
まもなく、ああ、まもなくその時が来る

All we move to gain will reach and calm
僕たちが求めて動いてきたすべてが、届き、安らぎをもたらす

Our heart is open
僕たちの心は今、開かれている

Our reason to be here
それが僕たちがここにいる理由

 
Long ago, set into rhyme
遥か昔、詩の中に刻まれたもの

 
Soon oh soon the light
まもなく、ああ、まもなく光が

Ours to shape for all time, ours the right
永遠にわたって僕たちが形作るもの それは僕たちの権利

The sun will lead us
太陽が僕たちを導いてくれる

Our reason to be here
それが僕たちがここにいる理由

The sun will lead us
太陽が僕たちを導いてくれる

Our reason to be here
それが僕たちがここにいる理由


Q.
Soon the light(まもなく光が)のlightの意味合いは?

A.
長い闇(地球での試練)」を越えた先に、
目覚め・気づき・悟り・救済・愛といった
高次の光がやってくることを予感させている。

Q.
Our reason to be here(ここにいる理由)はどんな理由?

A.
このフレーズを繰り返し、
「なぜ私たちはこの地球に生まれてきたのか?」
「自分たちは今、何のためにここにいるのか?」
を我々に問いかけている。

Q.
The sun will lead us(太陽が導いてくれる)のsunとは?

A.
空の太陽ではなく、スピリチュアルな象徴としての
「源の光」「宇宙の叡智」「生命エネルギー」のことを
指していると感じられる。

太陽は生命を育み、あらゆる存在の源。
ジョンの世界観では「太陽=神」「宇宙意識」「ガイド」ともとれる。

Q.
Long ago, set into rhyme(遥か昔、詩の中に刻まれた)
とは、どんな意味?

A.
古代から続く叡智、宇宙の約束
この一節は、まるで
「すでに宇宙の設計図の中にこの目覚めは予定されていた」
または、
「古代文明や魂の記憶に刻まれた真理が、今ふたたび蘇ろうとしている」
そんな感覚かも知れない。

(1章だけ切り出した)短い曲ですが、
いろいろと詰まってますね。

Time And A Word(時間と言葉)

 

Yes のアルバム「 Time and a Word」(1970年)より。
もう55年も前の曲とはとても思えない。
今でもコンサートでよく歌われ、長く人気の曲


In the morning when you rise
朝、あなたが目覚めるとき

Do you open up your eyes, see what I see?
目を開けて、私が見るものが見えますか?

Do you see the same things every day?
毎日、同じものを見ていますか?

Do you think of a way to start the day, getting things in proportion?
一日の始め方を考えますか、物事をバランスよく捉えながら?

Spread the news and help the world go ‘round
その知らせを広めて、世界を回していこう

Have you heard of a time that will help us get it together again?
もう一度、私たちが一つになれるような「時」のことを聞いたことがありますか?

 
Have you heard of the word that will stop us going wrong?
私たちの過ちを止めてくれる「言葉」のことを聞いたことがありますか?

Well, the time is near and the word you’ll hear
その「時」は近づいていて、あなたが聞く「言葉」もすぐそこに

When you get things in perspective
物事を正しく見つめたときに

Spread the news and help the world go ‘round
その知らせを広めて、世界を回していこう

 
There’s a time and the time is now and it’s right for me
「時」があって、それは「今」――私にとってちょうどよい時

It’s right for me and the time is now
そう、今こそが私にとって正しい時

There’s a word and the word is love and it’s right for me
「言葉」があって、それは「愛」――私にとってふさわしい言葉

It’s right for me and the word is love
そう、それは私にとって正しい「愛」という言葉

 
(以降は繰り返しの部分)

Have you heard of a time that will help us get it together again?
私たちが再び一つになれるような「時」のことを、聞いたことがありますか?

Have you heard of the word that will stop us going wrong?
私たちの迷いを止めてくれる「言葉」のことを、聞いたことがありますか?

Well, the time is near and word you’ll hear
その「時」はすぐ近く、「言葉」も耳に届くでしょう

When you get things in perspective
物事を正しく見つめたときに

Spread the news and help the world go ‘round
その知らせを広めて、世界を回していこう

 
There’s a time and the time is now and it’s right for me
「時」は「今」であり、それは私にとって正しい

It’s right for me and the time is now
それは私にとってちょうどよい「今」

There’s a word and the word is love and it’s right for me
「言葉」があって、それは「愛」――私にぴったりの言葉

It’s right for me and the word is love
それは私にとって正しい「愛」


「時(time)とことば(word)」の力をテーマにした、
スピリチュアルでポジティブなメッセージソングだ。

<メッセージの核心>
「今」こそが重要なとき “There’s a time and the time is now”
「愛」という言葉こそが私たちを導く “There’s a word and the word is love”

日常の中で、物事を正しい視点(perspective)で見つめること
希望や再出発、世界とのつながりを信じること

つまり、混乱や分断のなかでも、「今」この瞬間に意識を向け、
「愛」を中心に据えて生きていこうという呼びかけ。

 
<時代背景>
この曲がリリースされた1970年は、ベトナム戦争や社会的混乱が
世界中に広がっていた時期であり、平和や愛、調和を訴える
アーティストが多く現れていた。

アルバム Time and a Word 全体も、
オーケストラとロックを融合させた意欲的な試みで、
若き日のジョンの「より大きな視点で人間の精神性とつながろう」
という探究心が色濃く表れている。

 
<タイトルに込められた意味>
Time(時間):過去を悔やまず、未来を恐れず、今を生きる
Word(ことば):言葉は単なる音ではなく、人を変える力を持つ
        (特に「愛」という言葉)

このふたつを掛け合わせた「Time and a Word」は、
「今、この瞬間に、愛という言葉で世界を変えていこう」
という精神的宣言でもあったようだ。

 
<どんな歌か>
『Time and a Word』は、愛と思いやりをもって今を生きることの
大切さを優しく語りかける歌。

それは、ただの理想主義ではなく、
「混乱した世界でも、自分自身が視点を変えれば、周囲も変わる」
という能動的な希望の歌でもある。

 

 

 
『イエス全史
 天上のプログレッシヴ・ロックバンド、その構造と時空』

マーティン・ポポフ (著)
川村まゆみ (翻訳)

 

 

 


  

  

  

Beside

 

Jon & Vangelsiによる1981年リリースの
「The Friends Of Mr Cairo」の1曲。
これも、優しいことこの上ない、
落ち込んだときにも元気づけてくれる曲。


I have seen the compass turning
私は、回り続けるコンパスを見てきた

Round & round my heart
私の心のまわりを、ぐるぐると回っていた

The senses are yearning
感覚が、渇望している

For a possible change of heart
心が変わる可能性を求めて

That is coming to you / Coming to you.
それは君のもとへ向かっている、君のもとへ

 
You stand upright, you are different
君はまっすぐに立っている、君は他とは違う

Why the spinal shock the fusion the evil
なぜ脊椎に衝撃が? 融合が? 邪悪が?

Spill it out on the floor of belief
そのすべてを、「信仰の床」にこぼしてしまえ

Come and mend this design / Come and mend this design
来てくれ、そしてこの設計を修復してほしい
来てくれ、この設計を直してくれ

With every right we do.
私たちが行う、あらゆる正しいことと共に

 
I have seen the sun, this sounds crazy
私は太陽を見た、これは狂って聞こえるかもしれない

The story about a boy in the rain
雨の中に立つ少年の物語

He was standing waiting for for the light
彼は光を待ち、じっと立っていた

As though he did have a reason to know
まるで、知る理由を持っているかのように

Did he really know?
彼は本当に分かっていたのだろうか?

 
His eyes were open they expected someone
彼の目は見開かれ、誰かを待っていた

In his heart he felt the compass was turned on
彼の心の中で、コンパスが作動し始めたのを感じていた

 
I will echo, ho for reasons that change me
私はこだまする、「変化の理由」を求めて叫ぶ

Every thought, though it takes so long,
すべての思考は——たとえ時間がかかっても

Is master with every plan
あらゆる計画の「主人」なのだ

 
It would seem there is no end
終わりがないようにも思える

To the bad or goodness in man
人の中の悪にも、善にも

So my friend it seems the weariest night
だから友よ、最も疲れた夜も

Just leads to a heavenly dawn
やがて天のような夜明けに続くのだろう

Should we see so much / In every time we sigh.
私たちは見るべきなのだろうか?
私たちがため息をつくたびに

 
Even this we could call music
このことさえも「音楽」と呼べるかもしれない

As that would match my body connection
それが私の身体のつながりと合致するのなら

Let me take your hand, I will be beside you beside
手を取らせてくれ、私は君のそばにいる

 
He took so much a lot of my mind
彼は私の思考の多くを奪っていった

I can’t help believe all though is sublime
それでも私は、すべてが崇高だと信じずにはいられない

Is this fate
これは運命なのだろうか

I see it again & again
それを私は何度も何度も見る

 
Yes, I am taught to love above every reason
そうだ、私は理由を超えて愛することを教えられてきた

Every one every season
誰であれ、どんな季節でも

The compass will turn / And turn again
コンパスは回り続ける、そしてまた回り続ける

turn again / And turn again
再び回る、そしてまた……


Q.
floor of belief(信仰の床)とは何?

A.
部屋の床ではなく、魂の土台となる信仰・信念の核。
そこに傷や矛盾をさらけ出すことで、
癒しや再構築の可能性が生まれる
という、深くスピリチュアルな象徴だと考えられる。

Q.
I、you、heと出てくるが、どんな関係?

A.
次ののような 「魂の目覚め」の旅 として解釈できるかも。
「あなた(you)」=目覚めた存在が、語り手を導く(理想や啓示)
「彼(he)」=幼い自分が、雨の中で光を求めている(まだ見えていない段階)
「私(I)」=現在の自分が、それを物語として見ている(成長し始めた段階)

Q,
曲名のBesideと歌詞の内容との関係は?

A.
I will be beside you beside(私はあなたのそばにいる)と
歌っているが、物理的な距離ではなく、魂の共鳴・共存を示している。
I am taught to love above every reason(理由を超えて愛する)で
存在の奥深いところでつながることを示している。
The compass will turn And turn again(コンパスは回り続ける)で
過去・現在・未来の自己が、時間を超えてつながっていることも
示している。

「存在の深いレベルで一緒にあること」、
「心が寄り添い合うこと」、
そして「魂の旅における伴走者」を象徴している。

One More Time

 

1980年リリースのJon & Vangelisによる「Short Stories」より。
優しさに満ちた曲だが、実は4段階からなる魂の回復の詩。


Out in the woods we play our songs
森の中で、僕たちは歌を奏でる

And travel through the woodlands together
そして一緒に森を旅する

In the light of heaven and the silence of the world
天の光と、世界の静けさの中で

Keeping in touch with the sun
太陽とつながりを保ちながら

Keeping it for everyone
その光をみんなのために守っている

Latter day traits that come your way
君のもとに訪れる現代の性質は

Will gather in the light
やがて光の中に集まってくる

 
Everything about today just mellows
今日というすべてが穏やかに和らぐ

In the light, in your eyes
光の中で、君の瞳の中で

I think about the silent list
僕は静かな願いのリストについて思いを巡らす

Drown the summer trouble light
夏の悩ましい光を沈める

All the deeds and the candlelight
すべての行いと、ろうそくの灯り

But there is no explaining it
でも、それを説明する言葉はない

Let the weary come around
疲れた人たちが戻ってこられますように

One more time, one more time
もう一度だけ、もう一度

Let the weary come one more time around
疲れた人が、もう一度戻ってこられますように

 
Should’ve guessed the other day
あの日、気づいておくべきだった

That things were getting out of hand
物事が手に負えなくなっていたって

When you told me you’d gone and
君が「父のやり方は捨てた」と言ったとき

left your father’s ways behind
過去を置き去りにしたとき

When you thought that you couldn’t understand him
彼のことが理解できないと思ったとき

Well he didn’t really answer the dreams that you planned
君が描いた夢には、彼は本当に応えてくれなかった

 
So you chased around, all those times that come between
だから君は駆け回った、その狭間にあったすべての時を

You, yourself and yourself one more time
「君」と「君自身」との、もう一度の対話のために

One more time, one more time
もう一度だけ、もう一度だけ

Did you have to think about it, one more time
それについて考える必要があったの? もう一度

Put yourself under pressure, one more time
自分にプレッシャーをかけて、もう一度

 
Things are looking better now
今は状況も少しよくなってきたね

I heard you say the other day that you knew
こないだ君が「分かった」と言っていたのを聞いたよ

So many times I tried to understand
僕も何度も理解しようとした

We go through
僕らが通ってきたことを

Then again, it’s the morning light
それでも、朝の光がやってくる

It can catch my heart aflame
それは僕の心に火を灯す

Just the thought of your sweet face
君の優しい顔を思い浮かべるだけで

Over and over again
何度も、何度も

Over and over again, over and over again
繰り返し、繰り返し

Over and over and over and over, over again
何度でも、何度でも、もう一度


Q.
silent list(沈黙のリスト)とは?

A.
前に「in your eyes」とあり、
瞳の奥に静かにたたずむものと結びつき、
後に「candlelight(ろうそくの灯り)」「deeds(行い)」と
続くことで、内省的・精神的なイメージが強調されている。

そこから、こんな解釈ができる。
「心の奥に秘めた、声に出されない思いや願いごと」

Q.
left your father’s ways behind と、
なぜ父のやり方を捨てたと唐突に出てくる?

A.
①「疲れた人が戻ってくるように願う」→「でも、君は父を理解できなかった」
⇒癒されたい心の奥に、まだ解決されていない家族の痛みがある。

②「父」はしばしば「ルール」「制限」「社会的期待」「過去の自分」を象徴
⇒「父のやり方を置いてきた」は、
 古い価値観との決別、精神的な再出発を象徴

Q.
全体としては、どんな曲?

A.
<1>自然と一体になる導入部
 森で歌い、旅をする
 天の光と世界の静けさ
 ⇒自然はここで、内面の調和やスピリチュアルな目覚めの象徴

<2>思索と心の声
 ろうそくの光
 疲れた人々をもう一度迎える
 ⇒心の回復、自己との対話、または人生の迷いへの静かな応答

<3>父との葛藤とその背景
 「理解できなかった父」と
 「自分自身を見失いかけた自分」が対比
 ⇒自我形成の痛みや、親からの精神的独立を象徴

<4>再生と赦し
 朝の光が心を燃やす
 あなたの顔を思うだけで
 ⇒癒し・愛・再出発を象徴する希望のイメージ

 
・霧の中の森を歩いていると、静かに朝日が射し込んできて
・自分の人生の傷や家族の思い出が、木々の間に浮かび上がり
・心がそっと癒されていく
そんなスピリチュアルな散歩と魂の回復の詩

Sing To Me

 

「サンヒローのオリアス」の続編として出る予定だった
「Zarman」(オリアスの息子の名前)に入った曲。
まるで天上界の歌という感じだ。


Sing, Sing to me
歌って、私に歌って

Know me many lives distant they can see the light
私のことを知って、遠く離れた多くの命の中で、彼らには光が見える

Being here many lives distant know where I am from
ここにいることで、遠く離れた多くの命が、私の出自を知っている

Show me many moon singers know their dreaming me
月の歌い手たちが、自分の夢に私を見出していることを示してほしい

Know me many moon Angels Sing to me
私を知っている月の天使たちが、私に歌ってくれる

Know me many archangels know where I am from
私を知る多くの大天使たちが、私がどこから来たかを知っている

Show me the signs that will never decide me
私を決して決めつけないしるしを見せて

Show me the signs that will always design me
常に私をかたちづけるしるしを示してほしい

Show me the signs that will ever empower me
いつでも私に力を与えてくれるしるしを示してほしい

Singing sing singing sing sing singing
歌って、歌い、歌って、歌って、歌い続ける

Show me the signs that will never decide me
私を決して決めつけないしるしを見せて

Show me the sign that will always design me
いつも私を形づけてくれるしるしを示してほしい

Show me the signs that will ever empower me
常に私を力づけるしるしを示してほしい

Show me the signs that will never decide me
私を決して決めつけないしるしを見せて

Show me the sign that will always design me
永遠に私を形づけるしるしを見せてほしい


Q.
Show me the signs(印を見せて)のフレーズが繰り返されるが、
どんなことを表している?

A.
神または高次の存在に、内なる導きやメッセージを
示して欲しいと、祈りや問いかけをしていることを表すと思われる。
同時に、自分自身の魂への対話でもあるかも知れない。

Q.
many lives distant (多くの人生、離れて)とは?

A.
2つほど考えれれる。
①多くの過去生
 時間的に離れた自分の多くの人生を指し、
 輪廻転生を表している。

②地球外や他次元に存在する生命たち
 空間的に離れたところにいる仲間たち

Q.
moon singers, moon angelsとなぜmoonが付く?

A.
ジョンらしい、詩的、象徴的表現と思われる。
①神秘性・夢・直感の象徴
 は、しばしば「無意識」「直感」「夢の世界」「内面の旅」を象徴

②宇宙的・霊的なスケールの表現
 「星」「月」「宇宙」「光」など高次元の存在宇宙意識とのつながりを示唆

③時間・周期・生命のリズム
 月は満ち欠けを繰り返し、「輪廻」「再生」「女性性」などを象徴

以上より、
Moon singers = 「夢や霊感を通じて歌う存在たち」
Moon angels = 「夜の静寂や直感の中に降り立つ守護的存在」

Q.
全体的にはどんなテーマの歌?

A.
一言で言えば、
“自分がどこから来たのか”を思い出すために、魂と宇宙に語りかける歌

天使や大天使、月の歌い手たちの「声」を感じながら、
自分の記憶・使命・存在意義を思い出し、
「しるし(signs)」を求めて霊的に目覚めようとする祈りの旅。

 
またまた、大げさな解釈になってしまいましたが、
きっとこんな感じでしょう。
理屈はいいので、感じましょう!

Wonderous Stories (不思議なお話を)

 

Awaken と同じくアルバム「Going for the One」の1曲。
雰囲気としては、とってもとっても牧歌的だが、
結構、深~いかも。


I awoke this morning
今朝、私は目覚めた

Love laid me down by the river
愛が私を川のほとりに横たえた

Drifting I turned on up stream
漂いながら、私は上流へと向かった

Bound for my forgiver
赦し主のもとへ向かうために

In the giving of my eyes to see your face
あなたの顔を見るために、目を捧げて

Sound did silence me
音は私を沈黙させた

Leaving no trace
跡形もなく消え去った

I begged to leave, to hear your wonderous stories
私は出発を願い、あなたの素晴らしい物語を聞きたかった

Begged to hear your wonderous stories ‘LA AHA’
あなたの素晴らしい物語を聞かせてと懇願した 「LA AHA」

 
He spoke of lands not far
彼は遠くない土地の話をした

Nor lands they were in his mind
それは彼の心の中の土地だった

Of fusion captured high
高くとらえられた融合のことを

Where reason captured his time
理性が彼の時をとらえた場所

In no time at all he took me to the gate
あっという間に彼は私を門へ連れて行った

In haste I quickly
急いで、私は素早く

Checked the time
時間を確かめた

If I was late
もし遅れていたら

I had to leave, to hear your wonderous stories
出発しなければならなかった、あなたの素晴らしい物語を聞くために

 
Had to hear your wonderous stories ‘LA AHA, LA AHA’
あなたの素晴らしい物語を聞かなければならなかった 「LA AHA, LA AHA」

Hearing
聞いている

Hearing hearing your wonderous stories
あなたの素晴らしい物語を聞いている

Hearing your wonderous stories
あなたの素晴らしい物語を聞いている

It is no lie I see deeply into the future
嘘ではない、私は未来を深く見通している

Imagine everything
すべてを想像してみて

You’re close
あなたは近くにいる

And were you there
そしてあなたはそこにいたのか

To stand so cautiously at first
最初はとても慎重に立っていた

And then so high
そしてとても高く

As he spoke my spirit climbed into the sky
彼が話すにつれて、私の魂は空へと昇っていった

I bid it to return
私はそれに戻るよう命じた

To hear your wonderous stories
あなたの素晴らしい物語を聞くために

Return to hear your wonderous stories
あなたの素晴らしい物語を聞くために戻る

 
Return to hear your wonderous stories
あなたの素晴らしい物語を聞くために戻る

LA AH LA AH AH AH
(感嘆の声)

Hearing
聞いている

Hearing
聞いている


Q.
ここでの「wonderous stories」とはどんなお話?

A.
単に「すばらしい」とか「不思議な」ではなく、
以下のような話と思われる。

①スピリチュアルな旅の話
「愛に導かれて川辺に横たわる」「赦し主のもとへ向かう」
などの神秘的なイメージから始まっている。これは、
人生や魂の旅、あるいは霊的な浄化や再生のプロセスを象徴している。

②心の目で見る別の世界
「彼は遠くない土地の話をした/それは彼の心の中にある土地だった」
とあり、現実と幻想、時間と時間外が融合するような内面世界。

③未来のビジョン
「嘘ではない、私は未来を深く見通している」
→ 物語は単なる過去の出来事ではなく、
 未来や運命に関する預言的な内容を含んでいる。

wonderous stories” は、愛や赦し、覚醒、そして宇宙的真理に
触れるような スピリチュアルな啓示の物語のようだ。
それは、語る人の個人的な神秘体験であると同時に、
聞く者に変容をもたらす力を持つ話でもある。

その「物語」を「聞きたい、何としてでも聞きたい、
だから出発しなければならない」と繰り返して、
魂が真実を求めてやまない内的衝動を表している。

Q.
「fusion captured high」のfusion(融合)とは?

A.
物質と精神、自己と他者、感性と理性などが、
高次元(high)でひとつに統合(fusion)されること。
覚醒や啓示に近い、宇宙的合一の状態を意味している

こんなに深~い内容が、無邪気に童謡でも歌うかのように、
語られている。

Awaken (悟りの境地)

 

1977年リリースのアルバム「Going for the One」の中の1曲。
15分余りの大作で、アルバム名も曲名もまさに悟りの世界。
上の動画は2013年にTodmobileと共演したライブ版。
オリジナルとは、またちょっと違う味わいがある。


[Verse 1]
High vibration go on
高次の波動よ、進み続けよ

To the sun
太陽のもとへ

Oh, let my heart dreaming
ああ、私の心を夢見させてくれ

Past a mortal as me
私のような死すべき者を超えて

Where can I be?
私はどこにいられるのだろう?

[Verse 2]
Wish the sun to stand still
太陽が止まってくれたらと願う

Reaching out to touch our all being
私たちすべての存在に触れようと手を伸ばす

Past all mortal as we
我々のような死すべきものの向こう側へ

Here we can be
ここに、私たちは存在できる

(He can be here)
(彼もここに存在できる)

(Be here now)
(いまここに在れ)

Here we can be
ここに、私たちは在れる

[Chorus]
Sun’s high, streams through
太陽が高く昇り、光が差し込む

Awaken gentle mass touch
やさしき集合のふれあいが目覚める

(Gentle mass touch)
(穏やかな集合のふれあい)

※繰り返し省略

Strong dreams reign here
力強い夢がここに君臨する

Touching, touching, touching
触れ合い、触れ合い、触れ合って

[Verse 3]
Workings of man
人間の営みが

Set to ply out historical life
歴史の生を織り出そうとしている

Re-regaining the flower of the fruit of his tree
彼の樹の果実の花を、再び取り戻すために

All awakening
すべてが目覚めていく

All restoring you
すべてがあなたを回復させる

[Verse 4]
Workings of man
人間の営みが

Crying out from the fire set aflame
燃え上がる炎の中から叫んでいる

By his blindness to see
彼の見えないまなざしによって

That the warmth of his being
彼の存在のぬくもりが

Is promised for his seeing
見えることへの約束であることを

His reaching so clearly
彼が明瞭に手を伸ばせるように

[Verse 5]
Workings of man
人間の営みが

Driven far from the path
本来の道から遠く離されて

Re-released in inhibitions
抑圧の中に再び解き放たれて

So that all is left for you
あなたのためにすべてが残されるように

All is left for you now
今、すべてはあなたのもとにある

[Verse 6]
Master of images
イメージの主よ

Songs cast a light on you
歌があなたに光を投げかける

Hark through dark ties
暗き絆を越えて耳を傾けよ

That tunnel us out of sane existence
理性ある存在から我々を抜け出させるトンネルへ

In challenge as direct
まっすぐな挑戦として

As eyes see young stars assemble
目が若き星々の集いを見るように

[Verse 7]
Master of light
光の主よ

All pure chance
すべては純粋な偶然

As exists cross divided
分断を越えて存在するもの

In all encircling mode
すべてを包み込むあり方の中に

Oh, closely guided plan
ああ、密かに導かれた計画

Awaken in our heart
我らの心のうちに目覚めよ

[Verse 8]
Master of soul
魂の主よ

Set to touch
触れようとしている

All impenetrable youth
すべての貫けぬ若さへ

Ask away
問いかけよ

That thought be contact
思考が接触であるように

With all that’s clear
明らかなるすべてとともに

Be honest with yourself
自分自身に正直であれ

There’s no doubt
疑いはない

No doubt
まったくない

[Verse 9]
Master of time
時の主よ

Setting sail
帆を上げて

Over all of our lands
我らすべての地を越えて行け

And as we look
そして、私たちが見つめるとき

Forever closer
永遠に近づいていく

Shall we now bid
今こそ告げよう

Farewell, farewell
さようなら、さようならと

[Bridge / Refrain]
High vibration go on
高き波動よ、進みゆけ

To the sun, oh let my heart dreaming
太陽へ、ああ、私の心を夢見させて

Past a mortal as me
死すべき存在である私を超えて

Where can I be
私はどこにいられるのか

Wish the sun to stand still
太陽が止まってくれるよう願い

Reaching out to touch our own being
自らの存在へと手を伸ばして触れよう

Past all mortal as we
我々すべての死すべき者を超えて

Here we can be
ここに、私たちは在れる

[Outro]
Like the time I ran away
あの時のように、私は逃げ出した

Turned around and you were standing close to me
振り返ると、あなたがすぐそばに立っていた

Like the time I ran away
あの時のように、私は逃げ出した

Turned around and you were standing close to me
振り返ると、あなたがすぐそばに立っていた


Jonはインタビューでたびたび次のように語っていたそうだ。
“I don’t write lyrics to explain something.
I write lyrics to open something inside of me and maybe the listener.”
(僕は何かを説明するために歌詞を書くんじゃない。内なる扉を開くために、
 そしてそれが聴く人にもつながるように、書いているんだ。)

ん~、いやぁ、そうですかぁ(笑)

結果として、悟り・自己超越・霊的成長をテーマにした
組曲形式の作品となり、ジョンのスピリチュアルな世界観が
非常に色濃く反映されている。

Q.
“Wise men follow me” 賢者は自分についてくる、
なんて、このmeとは何者?

A.
単に「私」ではなく、拡大された自己、目覚めた意識としての〈私〉
を示していると考えられる。
Awaken gentle mass touching
やさしき群れが触れ合い、目覚めてゆく
Eternal summer shall not fade
永遠の夏は、色あせることがないだろう
Wise men follow me
賢者たちは私に従う
And so to pass / On to tell, love, forgive…
そして過ぎ去り、伝え、愛し、許し……

こうしたフレーズから考えると、次のような感じか。

●霊的自己:覚醒を経て高次の意識に到達した「本来の自分」
●内なる光:愛、許し、真理を体現する、精神的リーダー/導き手としての自己
●神性を帯びた存在:個人を超えた宇宙的存在の一部(ワンネス)、あるいは「内なる神」
●教師的存在:他者に道を示す人、またはその役割に目覚めた者

で、Wise men follow me” の意味合いは、
「賢者たちは、私(目覚めた魂)に従う」

Q.
Past a mortal as me(私のような死すべき者を超えて)
のmortalとは、何を象徴している?

A.
死を免れない存在、要は「人間」と同義らしい。
「肉体 vs 精神」「有限 vs 無限」のような対比から
awakenした人としていない人を対比して、
死ぬだけで悟っていない人間を指すようだ。

Q.
なぜ、Wish the sun to stand stillと太陽が止まることを願うのか?

A.
いくつかの解釈が考えられる。
①「永遠の瞬間」への願い
 仏教における「刹那の中に永遠を見る」ような感覚で、
 あるいは、キリスト教神秘主義における「神との合一の瞬間」に
 時間が消える体験から
 「悟りの瞬間にいる自分を保ちたい」という願望

②聖書の逸話との関連
 旧約聖書「ヨシュア記 10章」
 「ヨシュアが祈ると、太陽が止まり、イスラエル軍が敵に勝利するまで日が暮れなかった。」
 「神の奇跡によって太陽が止まる」というエピソードに重ねて、
 スピリチュアルな勝利や完成を願うイメージ

Q.
Like the time I ran away Turned around and you were standing close to me
において、自分は逃げ出したが、振り返ると君はそばに立っていた
とは、どういう状況?

A.
どんなに逃げても、君(愛、真実、神、自己)は常にそばにいた
気づいたとき、救いがそこにあった
自分の迷いや無知(ran away)を経て、真理に立ち返る(turned around)と、
最初からずっとそこにいた“本当の存在”に出会うという
悟りの描写のようだ。

Q.
どういう背景から、このような曲が生まれたのか?

A.
神秘主義・東洋思想・ニューエイジ哲学などを融合させている。
ジョンにとって宗教とは「形ではなく体験と気づき」。
●Awaken ~ 仏教の「悟り」、神智学の「魂の目覚め」
●High vibration ~ 神智学のエネルギー進化論
●Bless the baby born today ~ キリスト教の祝福と誕生
●Forgive, believe it ~ キリストの許しの教え
●To the sun ~ 神智学における魂の源=霊的太陽

 

※オリジナルのイエスによるAwakenは、こんな感じ

True Messenger

 

Jon Anderson & The Band Geeksによる「True」の1曲。
「私はあなた、あなたは私」


You are everyone, you are me
あなたはすべての人、あなたは私

You are everyone, you are free
あなたはすべての人、あなたは自由

All of us can see mistakes
みんな間違いを見つけられる

Getting over all the sense of reason
すべての理性を乗り越えて

Even if the powerline shining
もし光り輝く電線があっても

The sense, the storyline
感覚、物語の筋道

You are everyone, you are me
あなたはすべての人、あなたは私

We are everyone, we are free
私たちはすべての人、私たちは自由

All of us can dream again
みんな再び夢を見られる

Dancing over all the sense of reason
すべての理性を踊り超えて

Just to let you know
あなたに伝えたいのは

That if you ever dream the storyline
もしあなたが物語の筋を夢見るなら

It will change to magical motion
それは魔法のような動きに変わること

Take what you can feel, your devotion
感じられるものを手に取って、あなたの献身を

Now, see it now, see it now, ascending
今、見て、見て、昇る

You can understand, now you see it
理解できる、今見える

They will not believe you
彼らは信じないだろう

Message – gods of all the worlds become ascending
メッセージ – 全世界の神々が昇り始める

Message – gods of all the worlds become ascending
メッセージ – 全世界の神々が昇り始める

Seeing innocence…messages
無垢を見る…メッセージ

Seeing innocence…messages
無垢を見る…メッセージ

See innocence…really see innocence
無垢を見る…本当に無垢を見る

See innocence…really see innocence
無垢を見る…本当に無垢を見る

See upcoming rock shows
次のロックショーを見る

Get tickets for your favorite artists
お気に入りのアーティストのチケットを手に入れる

Save you (only if you really see)
あなたを救う(本当に見さえすれば)

Save you (only if you really feel)
あなたを救う(本当に感じさえすれば)

Save you (only if you really heal)
あなたを救う(本当に癒しさえすれば)

True messenger
真の使者

Save you (only if you say the word)
あなたを救う(言葉を発しさえすれば)

Save you (only if you really see)
あなたを救う(本当に見さえすれば)

Seeing is the world of all that is
見ることは、すべての存在する世界

True messenger
真の使者

All that you need to decide
あなたが決める必要があるものすべて

You are everyone, you are me
あなたはすべての人、あなたは私

You are everyone, you are free
あなたはすべての人、あなたは自由

Everyone can see each day
みんな毎日を見ることができる

Chasing all the sense of understanding
すべての理解の感覚を追いかけながら

Dancing on the powerline
電線の上で踊りながら

Chiming the sense, the storyline
感覚、物語の筋を響かせる

We can see it, we will all believe you
私たちはそれを見ることができるし、みんなあなたを信じる

Within you
あなたの中に

Reaching, gods of all the world become within you
到達し、全世界の神々があなたの中に入る

See innocence, really see innocence, really
無垢を見る、本当に無垢を見る、本当に

Save you (now you know you really are)
あなたを救う(今、あなたが本当にそうであることを知る)

Save you (one with all the love that is)
あなたを救う(すべての愛と一つであること)

Save you (being every single star)
あなたを救う(すべての星であること)

True messenger
真の使者

Every star you see tonight
今夜見えるすべての星

Save you (you are everlasting love)
あなたを救う(あなたは永遠の愛である)

Save you (you are everlasting light)
あなたを救う(あなたは永遠の光である)

Save you
あなたを救う

You are for forever found
あなたは永遠に見つけられる

True messenger, true messenger
真の使者、真の使者

Only if you can sing the mountain love
もしあなたが山の愛を歌えるなら

Only if you can be just who we are
もしあなたがただ自分自身でいられるなら

Only if you can sing the mountain love
もしあなたが山の愛を歌えるなら

Only if you can be just who we are
もしあなたがただ自分自身でいられるなら

Who we are
私たちが誰であるか

Be who you truly are, be who you are
本当のあなたであれ、本当のあなたであれ


Q.
どんなことを歌っている?

A.
①自己と全体のつながり
「あなたはすべての人、あなたは私」
「私たちはすべての人、私たちは自由」というフレーズは、
個人の存在が全体とつながり合っていること、
または、すべての人々が共通の体験や意識を共有する
という考えを表現している。
自己と他者の境界を越えて、ひとつのつながりを感じる
というような意味か?

②成長と変化、可能性の追求
夢を見たり、間違いを認識して乗り越えたりするプロセスを通じて、
自己や世界の成長と変化を示唆しいる。
また、「魔法のような動きに変わる」「昇り始める」という表現が、
内的・外的な成長や変化を象徴していると考えらる。
人生の旅や進化、変容の力を感じさせる。

③信念と真実に向かう道
「真の使者」や「本当に見る」という言葉が強調されている。
これは、人々が本当の自分や真実を見つけ、
信じる力を持つことを促しているように感じられる。
特に「救う」という言葉が繰り返される部分は、
心の中の深い癒しや希望を感じさせる。
自分自身や他人を受け入れることで、
癒される道が開かれるというメッセージか?

④愛とつながりの価値
「永遠の愛」「永遠の光」などの表現が繰り返されることで、
愛や光、つながりの大切さが伝えられているよう。
これらは、他者との関係や人生における愛の重要性、
またそれが永遠であるという希望や信念を表現している。

⑤自己の本質を生きること
最後に「本当のあなたであれ」という繰り返しが強調されており、
他者や外的な期待に流されずに自分自身を受け入れ、
真に生きることを促している。
自分をありのまま受け入れ、自分の価値を見つけることを
大切にしているメッセージと言えるだろう。

これまた、シンプルな表現の中に、
なかなか深いことをメッセージにしてますねぇ。

Love Is

 

Jon & Vangelisの「ショート・ストーリーズ」の1曲。
これも、バラード風のゆったりとした優しい曲だ。
ヒーリングミュージックと言っていいだろう。


I will be here with you
私はここであなたと共にいる

To find love is
愛を見つけることは

For your love
あなたの愛のため

I’ll carry on, to know
私は進み続ける、それを知るために

That love, it is
その愛、それは

Love is, it is, love is, it is
愛とは、それだ、愛とは、それだ

All now is all
今すべてがすべて

The sound is
その音は

So in love this way
このように愛に満ちて

Together, once more together
一緒に、もう一度一緒に

Although the future, seems so uncertain
未来がとても不確かに見えるとしても

Take heart my good friend,
勇気を持って、私の親しい友よ

Your time is waiting
あなたの時間が待っている

No thoughts of sadness
悲しみの考えはなく

All thoughts need someone, too.
すべての思いは誰かを必要とする

Of all the feelings
すべての感情の中で

There’s one that matters
大切なのはひとつ

The gift of loving
愛するという贈り物

The gift of love is calling you
愛の贈り物があなたを呼んでいる

O heart of mine be true, be true,
私の心よ、真実であれ、真実であれ

I know we’re ready, like ships a sailing
私たちは準備ができている、まるで航海する船のように

Let all nights be like this
すべての夜がこのようでありますように

Forever I could hold you-come to me
永遠にあなたを抱きしめられるように-私のもとへ来て

“Then we come to love.”
「そして、私たちは愛に至る」


この歌詞は、愛の永続性や希望、そして不確実な未来を
乗り越える強さを描いているように感じられる。
特に「愛するという贈り物」が繰り返し強調されており、
人間関係の中での愛の重要性を伝えている。

シンプルでストレートな表現で、どう解釈するのか
迷うところはない。

「愛するという贈り物」や「勇気を持って」という
フレーズからは、ジョンらしい優しさやポジティブな
メッセージが伝わってくる。
このシンプルさが逆に心に深く響くのかも知れない。