Now and Again

 
2020年月リリースの「1000 Hands」より。
やや幻想的な曲だが、神道的に言えば「中今」を歌った曲。


Now, knowing that now
今、今という瞬間が

Is the only center to be
存在するための唯一の中心であると知って

To feel, to see
感じ、見つめるために

That somehow now
どこかでこの「今」が

Brings you to home
あなたを「帰る場所」へと導き

Brings you to eternity
永遠へと連れていってくれる

You are, you see
あなたは存在し、あなたは見る

To know that now
「今」を知るということは

Love is your heart
愛があなたの心であり

Love is truly all you need
愛こそが、あなたに本当に必要なすべて


Never forget
決して忘れないで

Never forget that we are friends
私たちは友だちだということを、決して忘れないで

Never forget
忘れないで

Here I am singing as you play
あなたが奏でるように、私はここで歌っている

Memories sing in this lifetime
この人生の中で、記憶が歌う

Memories never forgotten
記憶は決して忘れられない

Songs I remember
思い出す歌たち

So close to imagine
想像できるほどに近く

Many years go by
多くの年月が流れても

So how we never forget how we listen
だからこそ、どうやって私たちが聴き合ったのかを、決して忘れない

How we danced and wrote those songs so long ago
私たちが踊り、あの歌たちを創った、遥か昔のことを


Now, now that I know
今、私は知っている

You are with me all the way every day
あなたが毎日ずっと、私と共にいることを

To know that fear vanishes clear
恐れがはっきりと消えていくと知ることは

As the sun and sky at night
夜の太陽と空のように

To be the light
光であること


Now, time is of now
今、この時は「今」そのもの

Not the past or future to come
過去でも未来でもない

To be as one
一つであること

To know that here living is now
「ここ」での「生」は、「今」だと知ること

Of this first reality, to live, to be
この最初の現実の中で、生きること、存在すること


Q.
全体的にはどんな曲?

A.
時間・記憶・愛・意識の「今」に焦点を当てた、
非常にスピリチュアルかつ個人的な目覚めの歌

「今」という永遠の中心への気づき
今こそが本当のリアリティであり、すべての出発点である」という
意識の中心への覚醒を促します。過去や未来ではなく、
「今」に生きることで魂の真実とつながるという哲学が基盤になっている。

Q.
キーワードを拾いながら解説して

A.
1. Now / 今

  • Now is the only center to be(今こそが存在の唯一の中心)」という一文が、この曲の核。
  • 「今に生きること」の重要性が、精神的・魂的に繰り返し説かれている。

2. Love / 愛

  • Love is your heart / Love is truly all you need」というフレーズからも
    分かる通り、愛はすべての根源であり、「今」とつながる手段でもある。
  • 愛は記憶やつながりを通じて、時を超えて続いていくものとして描かれています。

3. Memory / 記憶

  • 「Memories never forgotten(記憶は決して忘れられない)」「Songs I remember(思い出す歌たち)」といった表現は、過去の記憶と感情が今に生きていることを表している。
  • 記憶はただの過去ではなく、今この瞬間の自己を形作る魂の一部として扱われている。

4. Inspire / インスパイア(鼓舞する)

魂の真実に気づいた人が、他者にもその光を伝える存在になるというイメージ。

自分が「inspire」され、「inspire」する存在になることによって、
スピリチュアルな目覚めが広がっていくと示唆されている。

 
🌈 曲の展開とメッセージの流れ

▶️ 冒頭(Now, knowing that now…)

  • 「今」こそが、帰るべき場所、永遠の入り口であるという真理への気づき。
  • 精神的な中心としての「今」への集中を促す。

▶️ 中盤(Never forget… Memories…)

  • 「私たちは友だち」「一緒に歌を作った」「踊った」という回想があり、
    魂のつながりは時を超えて続いていることが描写されます。

▶️ 終盤(To be strong, to be real…)

  • 今に生きることが、本物で強い自己につながるという確信。
  • 恐れが消えていき、光として生きることを受け入れる自己確信の瞬間。

 
🧭 スピリチュアル的な読み解き

この詩は、単なる愛の歌や回想ではなく、「魂の旅と意識の変容」を描いた
スピリチュアルな詩と読むことができる。

  • 今に集中することで、過去の痛みや恐れ、未来への不安を超える。
  • 愛と思い出と魂のつながりが、私たちを真の自己へと導いてくれる。
  • 「Inspire(鼓舞すること)」は、「他者に光を広げる使命」に目覚めた状態の象徴。

 
🔔 まとめ:この曲が語ること

今こそが永遠であり、すべての愛と記憶がそこに宿る
私たちは決してひとりではなく、互いに鼓舞し合い、愛し合いながら、
時を越えて真の自分へと還っていく」——それがこの曲のメッセージ。

Invention

 

Stoltとの共作で2016年リリースの「Invention of Knowlege」の
1曲目のタイトル曲のPart 1。
Part 2は”We Are Truth”、Part 3は”Knowledge”。


See light…soul light
光を見よ…魂の光を
See light…
光を見よ…
See light…
光を見よ…
See light…soul light
光を見よ…魂の光を

All the stars
すべての星々よ

Just so much space
ただ広大な宇宙

No one would ever bless the moonlight
誰も月光を讃えることはない

For being too late too late
あまりにも遅すぎるから

No one would ever bless the moonlight
誰も月光を讃えることはない

For being too late too late too late
あまりにも遅すぎるから、あまりにも

Some may say that positive alive
ある者は言うだろう、「肯定の命は」

Is always always growing
常に、常に成長し続けると

Some may say that positive alive
ある者は言うだろう、「肯定の命は」

Will set your soul asunder
魂を引き裂くだろうと

Take take take this method of a single cell
この単細胞の方法を取れ、取れ、取れ

Deduce this all is moonlight
これすべてが月光だと悟れ

Take take take this method of a single cell
この単細胞の方法を取れ、取れ、取れ

Deduce this all is moonlight
これすべてが月光だと悟れ

I will always, always bless the sunlight
私はいつも、いつまでも太陽の光を讃える

For giving this world a light
この世界に光を与えてくれるから

(Inventioning)
(創造すること)

Inventioning, the spirit of inventioning
創造する、その精神

Call free the system calling
自由を呼び出すシステムの声

(Inventing all the things we are)
(私たちそのものを創造する)

Now is the time to chase it
今こそそれを追うとき

(All the time we lose)
(失ってきたすべての時間)

This life will still be singing
この命はなお歌い続ける

Calling there, calling there, calling there
あちらで呼ぶ、あちらで呼ぶ、あちらで呼ぶ

And here we are inventing
そしてここで私たちは創造している

What we truly see inside our hearts
心の奥底で本当に見ているものを

We shall believe
私たちは信じるだろう

As we dance around, dance around
私たちが踊るように、踊るように

Dance around there
そこで踊るように

As we fly around there
私たちがそこで舞い上がるように

Around around…
ぐるり、ぐるりと…

Sent are the great dividing
送られてきたのは、大いなる分かれ目

(We know it, we see it, we bring it, then take it)
(私たちはそれを知り、見て、運び、そして受け取る)

Entering as well they might
彼らもまた入ってくるかもしれない

Two, two souls for every song
一つの歌に、二つの魂

‘Cos everything centering on the door
なぜなら、すべては扉に集約されるから

(We worry til we really know the truth within)
(私たちは内なる真実を本当に知るまで心配する)

Of illusion… (of illusion)… of illusion
幻想の…(幻想の)…幻想の

(You know we know, we know you know…
We know… we know)
(あなたは知っている、私たちが知っていることを…
私たちは知っている…知っている…)

Just let go the instant cycle
ただ、瞬間の循環を手放そう

Let go anticipating, how this first round
期待を手放せ、この最初の巡りがどうなるか

How this first time, how this first time
この最初の時がどうなるか

Entering around you now, now, now
今、あなたの周囲に入ってくる

Entering around, all around you
あなたの周り、すべての周りに

(Dancing all around you)
(あなたの周りで踊っている)

Like a magnifying, all around you
拡大鏡のように、あなたを取り囲んで

You know the sound to let you go there
あなたをそこへ導く音を知っている

(Know and know and know and know and see)
(知って、知って、知って、見て)

Know and show (shall see), let go anticipating that
知り、示せ(見るだろう)、その期待を手放せ

You shall forever see (ever see)…
あなたは永遠に見続けるだろう…

You already are (you already are)
あなたはすでにそうなのだ

You already are…
あなたはすでにそうなのだ…

(Breathe love, breathe love)
(愛を呼吸し、愛を吸い込め)

Many minds make the “light” work
多くの心が「光」を働かせる

(Many minds make the “light” work)
(多くの心が「光」を働かせる)

(Breathe love, breathe love)
(愛を呼吸し、愛を吸い込め)

Many hearts make the “light” work
多くの心臓(ハート)が「光」を働かせる

(Many hearts make the “light” work)
(多くの心臓が「光」を働かせる)

We are the “light” we so fast, we so fast, so fast…
私たちは「光」なのだ、私たちはとても速い、とても速く…

And there’s like wholly unfolding you
そして、それはまるであなたを完全に開いていくよう

Asking you the questions that you always want to know
いつも知りたいと願ってきた問いをあなたに投げかける

Speaking of the world of understanding truly is
理解の世界を語る、それは真に存在する

You never go as far as knowing “all that is, all that is”
「全てなるもの」を知るところまでは、あなたはまだ行かない

They shall begin the lesson of
彼らは授業を始めるだろう

Forcing out the fear of fear
「恐怖そのものへの恐怖」を追い出す学びを

Living all above together
すべてを共に超えて生きる

Singing of the passion calling
情熱の呼び声を歌いながら

Sound mesmerizing, sound magnifying
音は人を魅了し、音は拡大していく

Sound mystifying
音は神秘化していく

All because… all because… all because
すべては…すべては…すべては

(Sound mesmerizing, sound magnifying
Sound mystifying)
(音は人を魅了し、音は拡大し、音は神秘化していく)

Everyone knows why…
誰もが理由を知っている…

We chase the things that happen to us
私たちは、自分に起こることを追い求める

We chase the things that happen to us
私たちは、自分に起こることを追い求める

We chase the things that happen to us
私たちは、自分に起こることを追い求める

Everyone has a story of greater revelation
誰もが偉大な啓示の物語を持っている

Speech in realization that “silence is gold”
「沈黙は金」と悟る言葉を語る

Know that each moment has greater understanding
それぞれの瞬間が、より大きな理解をもたらすと知れ

The sound of every voice you hear will carry you home
あなたが聞くあらゆる声の音は、あなたを故郷へと運ぶ

A new world, a new science, a new time
新しい世界、新しい科学、新しい時代

We stand on
私たちはその上に立っている

Evolution of inventioning
創造の進化

Evolution of a new world, a new science
新しい世界、新しい科学の進化

This future we stand on
この未来の上に私たちは立っている

Evolution of inventioning
創造の進化

So many ways I look around and see
私は周りを見渡し、さまざまな方法で見ている

The magic of eternity that surrounds us
私たちを取り囲む永遠の魔法を

And changes our perception
そして私たちの認識を変える

We realize in all these moments true
私たちは、これらすべての瞬間が真実だと気づく

Like the pages opening
まるでページが開いていくように

For us to see the real truth dancing round us
本当の真実が私たちの周りで舞っているのを見るために

Dancing as we try to see it clear
私たちがはっきりと見ようとするとき、それは踊っている

To all that is real
あらゆる「真実なるもの」に向かって

And everything that happens to us
そして、私たちに起こるすべてのことは

(Alay rama lay rama lay rama)
(アライ・ラーマ・ライ・ラーマ・ライ・ラーマ)

Happens to us…happens to us
私たちに起こる…私たちに起こる

So miraculous, so mystical
とても奇跡的で、とても神秘的だ

Holy so lay lay, la rama so lay lee
La hola lay rama, holy see lala reema
Lay la lay la rama
(以下は、マントラ的なもの)

Give it up day rasha
Give it up du seela
Give it up to senya
Give it up to see
Give it up to senya
Give it up to rama
Give it up to see
(Holy rama… lay rama… la rama)
Give it up to rama
Give it up to see…


Q.
「Invention of Knowledge」とは「知識の発明」?
知識は既に知っていることなのに、発明とは変では。

A.
考えられることとして、
1. 知識は“外から与えられるもの”ではなく、人類が創造するもの

「発明(Invention)」という言葉を使うことで、
知識は神や宇宙から降ってくるだけでなく、
人間の意識・想像力が創り出すもの だという視点を強調している。

2. 古代からの知識も、ある意味で“発明”だった

神話、宗教、哲学、科学・・・
人類が積み重ねてきた“知識体系”も、絶対的な真理というよりは
時代ごとの人間が「発明」した解釈や枠組み ともいえる。

3. スピリチュアルな意味での「知識」=内なる覚醒

ジョンの思想では「Knowledge」は単なる情報や理性ではなく、
内側の覚醒・宇宙の真理を体験的に知ること を指している。
その意味で「Invention」とは、個々の魂が人生を通して
“自分自身の知識”を発明するプロセス を意味しているとも取れる。

Knowing

 

2016年リリースのRoine Stoltとのコラボ”Invention Of Knowlege”の1曲。
曲調は楽し気だが、歌詞がなかなか難解。


South say dancing
Love may jump and get it
南は踊れと言う
愛は跳ねてそれを掴むかもしれない

North see crystal shores they see it
北は水晶の海岸を見る、それを見ている

Healing stars will set them covered
All in the trance of the “Tremalon days”
癒しの星々が彼らを覆い
すべては「トレマロンの日々」という恍惚の中にある

 
East and west are set to covering life
Southern dreams will dance forever
東も西も命を包み込み
南の夢は永遠に踊り続ける

Healing stars will set them covered
All in the trance of the “Tremalon days”
癒しの星々が彼らを覆い
すべては「トレマロンの日々」の恍惚の中にある

 
As in vision standing out the life
Now in pictures set to speak of time
まるで幻視の中で生命が際立ち
今は時を語るための絵となっている

All in the level this wanting to learning the sign
Take it away some justice of design
The ley-line singers
すべては均衡の中、この印を学びたいという欲求
そのデザインの正義を運び去る
レイラインの歌い手たち

 
Outseen thoughts that touch me typical law
None fast metal let me know dancing
外から見える思考が私に触れる、典型的な法則
急ぎすぎる金属はない、私に踊ることを知らせてくれる

Traveling outside, traveling tip toe ten
Watch that speed we get free, get up
外を旅し、つま先立ちで進み
その速度を見よ、私たちは自由になり、立ち上がる

 
South say dancing love may jump and get it
(outside northern law can get it)
南は踊れと言う、愛は跳ねてそれを掴むかもしれない
(外側の北の法でも手に入れられる)

North see crystal shores the seen it
(that’s why leaving you can feel it)
北は水晶の海岸を見る、それを見た
(だから去ることであなたはそれを感じられる)

Healing stars will set them covered
All in the trance of the “Tremalon days”
癒しの星々が彼らを覆い
すべては「トレマロンの日々」の恍惚の中にある

 
Just before you get to reaching for fire
All the talk will start you first
あなたが火を掴もうとする直前に
すべての会話があなたを最初に動かす

First of many times
Many roads will come and take us
To the place where we belong
多くの中の最初の時
数多の道がやってきて、私たちを
本来いるべき場所へと連れて行く

 
Many years will come the leaning on
Leaning on, leaning on the soul
長い年月が訪れ、寄りかかる
寄りかかる、魂に寄りかかる

Force magnetic flow except then stop
Them finish of the soul
Of the soul…of the soul
You can feel it
磁力の流れを強め、やがて止まり
彼らは魂を終わらせる
魂を…魂を
あなたはそれを感じられる

Forcing the rhythm of ever life
あらゆる命のリズムを強く押し出す

 
All…in the countenance life
Here…in the mountain shepherd of love
すべて…顔つきに現れる命
ここに…愛の羊飼いの山

Save…all the power that’s given there
そこに与えられたすべての力を守れ

Only love the son of ever last emotion
Everlasting life
ただ愛せ、永遠の感情の子よ
永遠の命よ

All resounding to the point of everyone
In the bigger step towards the better resolve
すべてが全員のために響きわたり
より良い解決への大きな一歩の中で

Receiving you in the best of light
あなたを最高の光で迎え入れる

 
Some say love will go to promise
Find the gift of ever life
愛は約束へと向かうと言う者もいる
永遠の命の贈り物を見つけるために

Truth is on and on each story given love
To be the watchword life
真実は続き、各々の物語が愛を与える
それは人生の標語となる

To return to the first light son of man
To be there, to be first to arrive
To be knowing the reason why
最初の光へと戻る、人の子よ
そこに在り、最初に到着し
その理由を知るために


Q.
東西南北は何を表している?

A.
方位が精神的・文化的な象徴の座標系として使われている模様。

南 (South)
生命力・情熱・感情の中心。歌詞では「踊れ」「愛は跳ねる」という
動きと喜びのエネルギーを象徴。
南は多くの文化で「太陽の方向」や「生命の暖かさ」と結びつく。

北 (North)
静寂・理性・永続するものの象徴。
「水晶の海岸」という表現は、冷たくも澄んだ真理や理想の境地を
意味しているのか。

東 (East)
新しい始まり・啓示・夜明けの知恵。
ここでは「命を包み込む」存在として描かれ、
再生や新しい学びの方向を示唆。

西 (West)
完結・成熟・黄昏。生命サイクルの終盤に関連する象徴で、
東とペアで「生から死、または死から再生」への旅路を表現。

Q.
星・光・火は何を表す?

A.
星(Healing stars)
「癒しの星々」は、人間の魂を導く存在や、天界からのメッセージのメタファー。
古代の航海者が星で航路を見つけたように、精神的な航海における道標。

光( best of light)
光は知識・救済・真理の象徴。

火(reaching for fire)
火は意志や覚醒、神聖なエネルギーを表す。
ここでは「掴もうとする火」は霊的な力の獲得や真理の到達を表す。

Q.
Tremalon days、Ley-line singers はジョン語?

A.
Tremalon days
ジョンによる造語。
音からして「tremble(震える)」や「melancholy(憂い)」、
または「trance(恍惚)」といった単語の融合のよう。
霊的恍惚の時代超現実的な夢の期間を指す造語か。

Ley-line singers
「レイライン」は地球上の古代遺跡や聖地を結ぶエネルギーラインを
指すオカルト・地球神秘学の概念。
「レイラインの歌い手」は、そのラインのエネルギーを感知し、
伝える人々の象徴。シャーマン、吟遊詩人のような存在。

Q.
曲全体のメッセージは?

A.
南・北・東・西という地理的方向を象徴に、人間のあらゆる経験や文化、
感情を巡る旅を通して、宇宙のリズムと調和し、
最終的に「愛」と「生命の真実」に到達すること。

Fist of Fire

 

1989年リリースの”Anderson Bruford Wakeman Howe”の1曲。
当時は、このスピリチャルな意味合いは理解できていなかった。


Carry forth as a guardian to Kingdom Come
王国到来の時へ向かう守護者として進みゆけ

With your daggers of the spirit
精神の短剣を手にして

Let the dagger run
その短剣を解き放て

With the Fist of Fire
炎の拳を携えて

Be the master now
今こそ主となれ

As the darkness of ages past
過ぎ去りし時代の闇のように

 
Riches silver and gold
富、銀、そして黄金

In the liquid sea
流れる海の中で

Cast a net can you catch
網を投げ、捕らえられるか

So you can’t see me
そうすれば私を見失うだろう

 
As in death you can climb
死の中でさえも、登りゆける

Higher through the sky
空を越えてさらに高く

Show your wings
その翼を広げよ

Surely you can fly
必ず飛び立てる

 
Fly away past the guardian to Kingdom Come
守護者を越え、王国到来の時へ飛び立て

See the miracle of life
命の奇跡を見よ

Disappear it’s gone
そして消え去る、その瞬間

 
Go carry your silver ships of light
銀色の光の船を運べ

Go carry your silver ships of light
銀色の光の船を運べ

Go carry your silver ships of life
銀色の生命の船を運べ

Go carry your silver ships of life
銀色の生命の船を運べ

Go carry your silver ships of life
銀色の生命の船を運べ

 
Keep the fire in your hand
手の中の炎を絶やすな

It won’t let you drown
それはお前を沈ませない

As you fly with your wings
翼を広げて飛び立つとき

Won’t come falling down
落ちることはないだろう

 
See the flower of youth
青春の花を見よ

Disappear on high
高みに消えてゆく

As you gather your true wings
真の翼を手にし

About to fly
飛び立つその瞬間

 
To be ready (to be ready)
備えよ(備えよ)

To be strong (to be strong)
強くあれ(強くあれ)

Make it run (make it run)
それを駆け巡らせよ(駆け巡らせよ)

 
This righteous
この正義

This wrong
この過ち

This right
この正しさ

This love
この愛

 
This is how nature controls
これが自然が支配する法則

The way of all things
あらゆるものの道

This is how the angels sing
これが天使たちの歌声

(Not afraid)
(恐れない)

No, not afraid
そう、恐れない

Not afraid of this or that
これにもあれにも怯れない

(Not afraid)
(恐れない)

 
Carry forth as a guardian to Kingdom Come
王国到来の時へ向かう守護者として進みゆけ

With the ghost
精霊と共に

And the spirit
魂と共に

Let the fire run
炎を駆け巡らせよ

 
Thru the darkest age
最も暗き時代を越えて

We can surely fly
我らは必ず飛び立てる

Through the darkest age
最も暗き時代を越えて

With the Fist Of Fire
炎の拳を携えて

Through the darkest age
最も暗き時代を越えて

With the Fist of Fire
炎の拳を携えて

Through the darkest age
最も暗き時代を越えて

With the Fist of Fire
炎の拳を携えて


Q,
Kingdom Comeとは?

A.
直訳:「来たる王国」「王国到来」

象徴的意味
地上的な価値観から解放され、真理と調和の世界に到達すること。
キリスト教的には「神の国」「終末の時」。
この曲では、究極の到達点・精神的覚醒・悟りの象徴。

Q.
Fist of Fireとは?

A.
直訳:「炎の拳」

象徴的意味
強烈な意志、情熱、行動力の象徴。
精神的戦士が持つ「破壊と創造の力」。
火は「浄化」「試練」「魂の目覚め」を意味し、拳は「実行」「力」、
合わせて信念を持って闇を突破する力

Q.
Silver Ships of Light / Silver Ships of Lifeのシルバーとは?

A.
直訳:「銀色の光の船/銀色の生命の船」

象徴的意味
銀色は「月」「直感」「霊性」の象徴。
光は真理、生命は魂の旅を意味する。
船は「渡る手段」「移行の器」であり、魂が次の世界へ渡るための導き手や媒介を示す。
神話的には冥界や別世界への渡し船のイメージに近い。

Q.
Flower of Youthとは?

A.
直訳:「青春の花」

象徴的意味
若さの象徴である一方、儚さを持つ存在。
曲中では「高みに消えていく」とあるため、
成長の過程で失われる純粋さや時間の経過を示す。
それを失う代わりに「真の翼」を得る=成熟と覚醒。

Q.
Darkness of Ages Past / Darkest Ageとは?

A.
直訳:「過ぎ去った時代の闇」「最も暗い時代」

象徴的意味
人類や個人の歴史における無知、苦難、恐怖の時代。
精神的停滞や試練の象徴。
「Fist of Fire」で突破すべきものとして描かれる。

Q.
曲全体のメッセージは?

A.
主人公=精神の戦士が「守護者(試練)」を越え、「炎の拳(情熱・信念)」を携え、
「銀色の船(魂の旅の媒介)」で「王国到来(覚醒の境地)」へ向かう、
というスピリチュアルな旅路が描かれている。

Brother of Mine

 

1989年リリースの”Anderson Bruford Wakeman Howe”(閃光)の中の1曲。
懐かしくなってしまうが、自分の結婚式のオープニングに
使おうと思ったが、かみさんの同意が得られず実現しなかった(笑)
こうして、新しい動画と組み合わさると、全然古さを感じない。


So giving all the love you have
持っているすべての愛を捧げてごらん

Never be afraid to show your heart
心を見せるのを恐れないで

So giving all the love you have
持っているすべての愛を捧げて

There is a special reason
それには特別な理由があるんだ

A special reason…
特別な理由が…

 
In the big dream
大いなる夢の中で

We are heroes
僕たちは英雄なんだ

We are dreamers
夢見る者たちなんだ

Of the big dream
その大いなる夢の

Someone told me
誰かが教えてくれた

There are brothers
兄弟たちがいると

Live forever
永遠に生きていると

In the big sky
大いなる空の中で

 
Just hear your voice
ただあなたの声を聞いて

Sing all the songs of the earth
地球のすべての歌を歌って

Nothing can come between us
僕たちの間に入るものは何もない

You’re a brother of mine
君は僕の兄弟なんだ

Sing out your sisters
姉妹たちの声も歌って

All the dreams of the world
世界中の夢を

Nothing can come between us
僕たちの間には何も割って入れない

We are the travellers of time
僕たちは時の旅人

 
See the desert
砂漠を見てごらん

We have walked the path
僕たちは歩いてきたんだ

Of all the known religions
あらゆる知られた宗教の道を

In the big dream
大いなる夢の中で

We are brothers, we are sisters
僕たちは兄弟であり、姉妹なんだ

Of the big dream
その大いなる夢の

 
Just hear your voice
ただあなたの声を聞いて

Sing all the songs of the earth
地球のすべての歌を歌って

Nothing can come between us
僕たちの間に入るものは何もない

You’re a brother of mine
君は僕の兄弟なんだ

Sing out your sisters
姉妹たちの声を解き放って

All the dreams of the world
世界中の夢を

Nothing can come between us
僕たちの間に何も割って入れない

 
Took me by surprise
突然のことだった

It opened up my eyes
それは僕の目を開かせた

I can’t believe we’re ready to
僕たちが準備できてるなんて信じられない

Run another
次の旅へ走り出す

Run another
またひとつ

Run another
またもうひとつ

Fourth Dimension Dream
第四次元の夢へと

All the way it seems
どうやらその道すじはすべて

I can’t believe we’re running to
僕たちがそこへ向かっているなんて信じられない

See the world for what it really is
世界の本当の姿を見るために

In the full moon
満月のもとで

 
Took me by surprise
それは突然やってきた

It opened up my eyes
僕の目を開いてくれた

I can’t believe we’re ready to
僕たちが準備できているなんて信じられない

Run another
また新しい旅へと

Run another
また次の旅へと

Run another
そしてまた…

Fourth Dimension Dream
第四次元の夢へと

Always the way it seems
いつもそうであるかのように

 
Just hear the voice
ただその声を聞いて

In all the songs of the earth
地球のすべての歌の中にある声を

Nothing can come between us
僕たちの間に入るものはない

You’re a brother of mine
君は僕の兄弟なんだ

We hold our hands together
僕たちは手を取り合って

Be the sunshine
太陽のようになろう

Nothing can come between us
僕たちの間に入り込めるものは何もない

You’re a sister of time
君は「時」の姉妹なんだ

Just hear the voice
ただその声を聞いて

Sing all the songs of the earth
地球のすべての歌を歌って

Nothing can come between us
僕たちの間に入れるものは何もない

Nothing can come between us
本当に何も

Nothing can come between us
僕たちの間には何も

 
So give it all the love you have
だから、持っているすべての愛を捧げて

Never be afraid to show your heart
心を見せるのを恐れないで

So giving all the love you have
持っているすべての愛を注いで

There is a special reason to come true
それが実現する特別な理由がある

So giving all the love you have
だから持てる愛をすべて注いで

Never be afraid to show your heart
心を見せることを恐れないで

So giving all the love you have
持っている愛をぜんぶ捧げて

There is a special reason
特別な理由がそこにある

There is a special reason this time
今回は、特別な理由があるんだ

 
Long lost brother of mine
長く失われていた僕の兄弟よ

Seeing my life for the first time
僕の人生を初めて見るかのように

Long lost brother of mine
失われた僕の兄弟よ

Living my life in the big dream
大いなる夢の中で、僕の人生を生きている

Long lost brother of mine
失われた兄弟よ

Walking away from illusion
幻想から歩き去る

Long lost brother of mine
長く失われていた僕の兄弟よ

Seeing my life for the first time
僕の人生を初めて見る

 
Long lost brother of mine
失われていた僕の兄弟よ

Seeing me fly like an eagle
鷲のように飛ぶ僕を見る

Long lost brother of mine
失われた僕の兄弟よ

Watching me walk in the full moon
満月のもとを歩く僕を見つめている

Long lost brother of mine
長い間失われていた兄弟よ

Seeing my life for the first time
僕の人生を初めて見ている

Long lost brother of mine
失われた兄弟よ

Walking this dream everlasting
この永遠の夢を歩いている

 
So it’s there
だからそれは、そこにある

Putting one into one special reason
1つを1つに繋ぐ、特別な理由のために

So it’s there
だから、それは確かにそこにある

Putting one into one
1つをもう1つに合わせて

One another. Sure can. Sure can
お互いに。できるさ。きっとできる

 
This is a further dimension
これはさらなる次元なんだ

Coming at us for the very first time
それが僕たちに初めて訪れている

It’s the second attention
それは「第二の注意」なんだ

Realising it all of the time
いつもそれを感じ取っている

Re-defining this long lost passion
長く失われていた情熱を再定義している

For the living we’re in
僕たちが生きているこの人生のために

This will be the first of many
これは数多くの始まりの最初のひとつ

I be telling you
君に伝えているんだ

 
Long lost brother of mine
失われた僕の兄弟よ

Walking the dream evolution
夢の進化を共に歩んでいる

Long lost brother of mine
長く失われていた兄弟よ

Singing the sisters of freedom
自由の姉妹たちを歌っている

Long lost brother of mine
失われた兄弟よ

Seeing the fathers of wisdom
英知の父たちを見ている

Long lost brother of mine
長く失われていた兄弟よ

Seeing my life for the first time
僕の人生を初めて見ている

 
So it’s there, but to want it to one special reason
そこにある、それを求めるのは特別な理由のため

Yes it’s there, but to want it to want one another
そう、それはある、でもそれを求めるのは互いのため

So it’s there, but to want it to one special reason
そこにある、それを求めるのは特別な理由のため

Yes it’s there, you can see what you want to see
そう、それはある、見たいものを見ることができる

Long lost brother of mine
長く失われていた僕の兄弟よ


Q.
どんな世界観の曲?

A.
ジョンがよく扱う「大いなる夢(The Big Dream)」
「時空を超えた兄弟姉妹愛」「魂の進化」というテーマを
軸に展開されている。

①「Fourth Dimension Dream(第四次元の夢)」や
「Second Attention(第二の注意)」といった表現は、
カルロス・カスタネダや神秘主義的知識を思わせる。

②「illusion(幻想)から離れ」「see my life for the first time
(初めて自分の人生を見る)」という歌詞は、
目覚めや自己覚醒の瞬間を描いている。

Q.
「All the love you have」とはどんな愛?

A.
愛を惜しみなく与えること、恐れを超えて魂を開くこと
を意味している。また、
「Never be afraid to show your heart(心を見せるのを恐れないで)」
という繰り返しは、ハートチャクラの開放魂の共有を象徴している。

Q.
「Big Dream」とはどんな夢?

A.
宇宙的なヴィジョンや集合的無意識にある真理
「我々はその夢の中のヒーロー/夢見る者(heroes / dreamers)」
という部分と響き合っている。

Q.
「Long lost brother of mine」:失われた兄弟とは?

A.
ソウルファミリーを指していると思われる。
「生まれて初めて自分の人生を見る」「幻想から離れて歩いている」
などのフレーズは、霊的な再会と統合の瞬間を描写している。

Q.
「Full moon」「sunshine」は何の象徴?

A.
月や太陽は、直感・感受性(陰)意識・照らす力(陽)
のバランスを象徴。

「Seeing me fly like an eagle(鷲のように飛ぶ)」は、
魂の解放と高次の視点への移行を意味すると思われる。

※その他のキーワード

Fourth Dimension Dreamアストラル界/時空を超えた夢・ヴィジョン
Second Attentionカスタネダの「意識の変容」概念
Long lost brother/sisterソウルファミリー・転生
Walking away from illusionマーヤ(幻想)からの解放
Nothing can come between us分離は幻想であり、魂はつながっている

Q.
曲全体のメッセージは?

A.
私たちは夢見る者であり、魂の旅人。失われた兄弟姉妹と
再び出会い、愛と調和のもとに幻想から目覚めていく。
恐れず心を開き、愛を与えることで、真の自己と世界の姿を
見ることができる。

And You And I (同志)

 

プログレの金字塔「危機 (Close To The Edge)」の1曲。
1972年リリースと、50年以上もたつとは。。。
中学生のときに初めて聞いたが、あのグリーンのジャケット、
レコード両面でたったの3曲というのは衝撃だった。


[Ⅰ Cord Of Life] 命の絆

A man conceived a moment’s answers to the dream
ある男が、夢に対する一瞬の答えを思いついた

Staying the flowers daily, sensing all the themes
日々花を育てながら、すべてのテーマを感じ取っていた

As a foundation left to create the spiral aim
残された基盤は、螺旋の目的を生み出すためのもの

A movement regained and regarded both the same
再び得られた動きは、同じものとして見なされた

All complete in the sight of seeds of life with you
すべてはあなたとともに「生命の種」の視点で完結する

 
Changed only for a sight the sound, the space agreed
変わったのは視覚だけ、音と空間は調和していた

Between the picture of time behind the face of need
「必要」という顔の奥にある、時間の絵の間で

Coming quickly to terms of all expression laid
すべての表現をすばやく理解しようとして

Emotion revealed as the ocean maid
感情は「海の乙女」としてあらわになる

All complete in the sight of seeds of life with you
すべてはあなたとともに「生命の種」の視点で完結する

 
Oh, coins and crosses never know their fruitless worth
ああ、コインや十字架は、自らの空しい価値を知らない

Cords are broken locked inside the mother earth
地球の奥深くに閉じ込められ、絆は断ち切られた

They won’t hide, they won’t tell you
それらは隠れず、何も語りかけてはこない

Watching the world, watching all of the world
ただ世界を見つめている、すべての世界を見つめている

Watching us go by
私たちが通り過ぎるのを見つめている

 
And you and I climb over the sea to the valley
そして君と僕は、海を越えて谷へと登ってゆく

And you and I reached out for reasons to call
そして君と僕は、呼びかける理由を探し求めた

 
[Ⅱ Eclipse] 日蝕
Coming quickly to terms of all expression laid
すべての表現にすばやく折り合いをつけようとして

Emotion revealed as the ocean maid
感情は「海の乙女」として現れる

As a movement regained and regarded both the same
再び得られた動きは、同じものとして見なされた

All complete in the side of seeds of life with you
すべてはあなたとともに「生命の種」の側にて完結する

 
[Ⅲ The Preacher, The Teacher] 説教者と教師
Sad preacher nailed upon the colored door of time
色とりどりの時の扉に釘づけにされた、悲しき説教師

Insane teacher be there reminded of the rhyme
狂った教師は、その韻を思い出すためにそこにいる

There’ll be no mutant enemy we shall certify
もはや変異した敵などいないことを、私たちは確認するだろう

Political ends, as sad remains, will die
政治的な結末は、悲しき残滓として死ぬ

Reach out as forward tastes begin to enter you
新たな味わいが君の中に入ってくるのに合わせて、手を差し伸べて

 
I listened hard but could not see
一生懸命耳を傾けたが、見ることはできなかった

Life tempo change out and inside me
人生のテンポが、内と外で変化していく

The preacher trained in all to lose his name
すべてを教え込まれた説教師は、自らの名を失う

The teacher travels, asking to be shown the same
教師は旅をしながら、同じものを見せてくれと求めている

In the end, we’ll agree, we’ll accept, we’ll immortalize
最終的に、私たちは同意し、受け入れ、不朽のものとするだろう

That the truth of the man maturing in his eyes
その人の目に成熟する「真実」というものを

All complete in the sight of seeds of life with you
すべてはあなたとともに「生命の種」の視点で完結する

 
Coming quickly to terms of all expression laid
すべての表現にすばやく折り合いをつけようとして

As a moment regained and regarded both the same
再び得られたその瞬間は、同じものとして見なされる

Emotion revealed as the ocean maid
感情は「海の乙女」として現れる

A clearer future, morning, evening, nights with you
より明確な未来、朝も、夕べも、夜も君とともに

 
[Ⅳ Apocalypse]啓示
And you and I climb, crossing the shapes of the morning
そして君と僕は登る、朝のかたちを越えて

And you and I reach over the sun for the river
そして君と僕は太陽を越えて川に手を伸ばす

And you and I climb, clearer, towards the movement
そして君と僕はより澄んだ心で、運動の方へと登っていく

And you and I called over valleys of endless seas
そして君と僕は呼びかける、果てしない海の谷を越えて


Q.
「You And I」の前に”And”が付く意味合いは?

A.
“And”で始まることで、この曲はすでに続いている何かの一部
であるような印象を与える。
宇宙的なストーリーや魂の旅の「ある場面」からリスナーを
引き込むような効果もあるかも知れない。
聖書など古典文学、例えば創世記の多くの節も”And”で始まる。

Q.
“picture of time”とはどういう意味?

A.
「時間の絵」とは、時間という抽象的なものを視覚的・象徴的に
捉えたイメージか。過去・現在・未来が一枚の絵のように同時に存在する
という感覚ともとれる。

前後の詩も合わせて詩的に意訳すると、
欠乏の奥に映る
時の幻影の狭間で
音と空間は見つめ合い、ひとつに重なる

Q.
第2章の章題「日蝕」と歌詞の関連は?

A.
・日蝕で外の太陽が隠れることで、内なる感情の光が現れる。
・日蝕=太陽と月が重なる=You君とI僕の重なり、一体化
 =光と闇、男性性と女性性、意識と無意識がぴたりと重なる瞬間
 =“あなたと私”の融合”

Q.
Preacher(説教者)とTeacher(教師)はここではどんな存在?

A.
Preacher(説教者)は、古い信念体系や宗教的権威の象徴でもあり
時間の流れの中で苦しんでいる魂の象徴。

Teacher(教師)は、教えるために学び続ける存在で、
進化や変容を模索する精神の象徴。

「説く者」と「教わりながら教える者」という2つの姿を描くことで、
この楽章は我々の自己変容のドラマを浮かび上がらせている。

Q.
第4章は、意味がよく分からないが?

A.
・朝のかたちを越えて
 朝=「目覚め」や「新たな始まり」の象徴
 より高次の気づきへと進んでいること

太陽を越えて川へ
 太陽=生命の源・意識の中心
 川=時間や魂の流れ、深層意識

・運動の方へ登っていく
 運動=スピリチュアルな進化のダイナミズム

・果てしない海の谷を越える
 果てしない海=無限の可能性、宇宙、集合意識
 谷を越える=個としての孤立を超え、全体と一体になる道
 分離を超えて、すべてと一つになる帰還の旅を暗示

Q.
曲全体のメッセージは?

A.
あなたと私の間にある深遠なつながりを通して、
宇宙的な目覚めへと至る魂の旅

愛とつながりは、時間や死を超えて続いていく。
人と人との関係は、魂の目覚めと進化を導く装置である。
人生の旅路は、葛藤と気づきを経て、やがて真実に至る黙示の旅である。

 
強いて言えば、ラブソングらしいが、難解だ・・・
ジョンならではの「宇宙的ラブレター」とでもいうか。

If It Wasn’t For Love (Oneness Family)

 

1988年リリースの「In The City Of Angels」の中の1曲。
副題にOneness Family(ワンネス・ファミリー)と
付いていたとは知らなかった。


If it wasn’t for love
もし愛がなかったら

The moon would disappear
月は消えてしまうだろう

The seas would crash into the land
海は陸地に押し寄せてくるだろう

The sun would not appear
太陽も現れないかもしれない

And tears would dry up in the sand
そして涙は砂の中で乾いてしまうだろう

 
If it wasn’t for love
もし愛がなかったら

 
If it wasn’t for love
もし愛がなかったら

The children of the sun
太陽の子どもたちは

They would all but melt away
みんな溶けて消えてしまうだろう

Believe me that would be
信じてほしい、それはきっと

An unnecessary day – oh my
存在しなくていいような日になってしまう — ああ

If it wasn’t for love
もし愛がなかったら

 
If it wasn’t for love
もし愛がなかったら

I’d still be all alone
僕はいまだにひとりぼっちのまま

And completely in the dark
完全に闇の中にいたことだろう

No friends would help me through the night
夜を乗り越える友もいなかっただろうし

No singing in the park – oh my
公園で歌うこともなかっただろう — ああ

If it wasn’t for love
もし愛がなかったら

 
All we need is the truth in our hand
僕たちに必要なのは、手の中にある真実

Someone to call a friend
そして「友だち」と呼べる誰か

Never fear the darkness
闇を恐れる必要なんてない

All we need is just the sun in the sky
空に太陽があるだけでいい

And the hope of a summer to come
そしてやってくる夏への希望があれば

With the meaning of love
そこには愛の意味が宿る


Q.
愛の賛歌みたいな曲ですね?

A.
「愛がこの世界のすべてを支えている」という
シンプルで力強いメッセージです。

Q.
Oneness Familyとはどんな家族?

A.
ジョンの言う「Oneness Family」とは、
「地球上のすべての命」「宇宙の兄弟姉妹」「魂でつながる仲間たち」
を指していると思われる。

私たちは肉体や国籍を越えて一つである(Oneness)という、
深いスピリチュアルな真理を示しているようだ。

Whispers of Forgiveness

 

マイケル・バーンとの共作。
おそらく、YouTube上にしか発表されていない。


Be ready forgiveness, be ready to listen.
許す準備をしなさい、耳を傾ける準備をしなさい。

Some believe the timing of the coming of a lifetime.
ある人は、人生に訪れるその時の意味を信じている。

Seen as all your worries are forgiveness,
あなたのすべての不安が「許し」として見られたとき、

Listen now, always to be there, be so thankful,
いま聞いてください、いつもそこにいてくれることに感謝しましょう。

Ever to be there, be so joyful.
いつもそこにいることを、心から喜びましょう。

Ever to be, sunlight coming, dancing in the golden light of this time.
いつもある存在、それは太陽の光とともに来て、この時の黄金の光の中で踊っている。

Ever to be working for the miracle, asking for the caring I have tried.
奇跡のために働き続け、私が尽くしてきた思いやりを求めている存在。

All our life, all our life, all our life, all our life, all our life, all our life,
私たちの人生のすべて、人生のすべて、人生のすべて……

forever, forever, forever.
永遠に、永遠に、永遠に。

 
Some believe the timing of the coming of a lifetime.
ある人は、人生に訪れるその時の意味を信じている。

Seen as all your worries are forgiveness, listen now, always to be there,
あなたのすべての不安が「許し」として見られたとき、いま聞いて、いつもそこにいることを――

be so thankful,
心から感謝して。

Ever to be there, be so joyful.
いつもそこにあることを、心から喜びましょう。

Ever to be, sunlight coming, dancing in the golden light of this time.
それはいつもそこにある太陽のように、この時代の黄金の光の中で踊っている。

Ever to be working for the miracle, asking for the caring I have tried.
奇跡のために働き続け、私が尽くしてきた思いやりを願いながら。

All our life, all our life, all our life, all our life, all our life.
私たちの人生のすべて、人生のすべて


Q.
whipersは誰がささやいている?

A.
あなたの心の奥深くにある「赦しの源」からの声。
目には見えなくても、あなたを導く光や存在のやさしい囁き。

Q.
working for the miracleとはどんなことを表している?

A.
working for the miracle(奇跡のために働く)」という表現は、
スピリチュアルな成長・癒し・希望の実現に向かって、
自分が努力を重ねていくことを象徴的に表している。

ジョンの曲にしばしば出てくる「奇跡」は、
壮大な奇蹟よりも、心の深いレベルでの小さな輝きに近い。

Days

 

アルバム『Song Of Seven』より
この上なく優しい曲。


This song of evening’s light
夕暮れの光の歌が

Would charge my memory to flight
私の記憶に翼を与えて飛び立たせる

The trees that listen
耳を傾ける木々たち

Swift wings do carry on through constant
絶え間ない風に乗ってすばやい翼が舞う

Gardens they offer delight
喜びを与えてくれる庭園

It is the evening
今は夕暮れ

 
In deepest woods and fern
深い森とシダの中

Young deer step light through morning’s mist
若い鹿が朝靄の中を軽やかに歩く

Ascend the swallows
燕たちが空へ舞い上がる

First light streams through the treetops
最初の光が梢をすり抜け

Bouncing as the flowers illuminate
花々が輝きを放つように反射する

The breath of morning
それは朝の息吹

 
This song of ages past
過ぎ去った時代の歌

I lay in peace midst grass so green
緑濃き草の中、私は安らぎに横たわる

To reach to skyward
空へと手を伸ばし

Where larks do sing such high delights
ヒバリが天上の喜びを歌う場所へ

Do pour into my senses
その歌が私の感覚に流れ込む

The days are blessings
日々は祝福

The days are blessings
日々は祝福

The days are blessings
日々は祝福


Q.
全体としてどんな内容?

A.
この詩は、「夕暮れ・朝・過去・自然」という時間軸を通じて、
命の循環と魂の静けさを詩的に描いています。

Hurry Home (Song from the Pleiades)

 

プレアデスからの歌
これまた非常にスピリチュアルな曲だが
なんと1988年リリースの作品。
今出ても全然不思議ではない内容だ。


The breakthrough was needed
突破口が必要だった

By the sign of the day
その日はそんな予感の日だった

Singing out our revolution
僕たちの革命を歌い上げ

Children show the way
子どもたちが道を示した

They made out a charter
彼らは憲章を作り

Sealed with a song
歌でそれに封印をした

It took me across the river
それが僕を川の向こうへ導いてくれた

To where I belong
僕が本来いるべき場所へ

 
Hurry home to your heart
急いで君の心に帰っておいで

Hurry home to the voice
急いでその声のもとへ帰っておいで

There are times for inner changes
内なる変化が必要なときがある

Be ready for the choice
その選択に備えておこう

Hurry home said my love
「急いで帰っておいで」と愛しい人が言った

Hurry home to the stars
星々のもとへ帰っておいで

Start a new generation
新しい世代を始めよう

With a freedom that’s ours
僕たちのものとしての自由とともに

 
My friends said bear me witness
友人たちが「証人になってくれ」と言った

I’m coming alive
僕は今、生き返っていく

For the first time in our history
僕たちの歴史で初めて

No mountains to climb
もう乗り越えるべき山はない

Be the living soul of this time
この時代の生きた魂になろう

Be ye wise as the moon
月のように賢くあろう

Be the first new generation
最初の新しい世代になろう

Coming home coming soon
もうすぐ、帰ってくるんだ

 
They call it the cleansing
それを「浄化」と呼ぶ
Of the loneliest soul
最も孤独な魂の浄化

It’s an honour just to be alive
生きていること自体が名誉なんだ

From this love we’ll never fall
この愛から、僕たちは決して離れない

 
Hurry home to your heart
急いで君の心に帰っておいで

Hurry home to the voice
急いでその声に帰っておいで

There’s a new point to living
生きる意味が新しく見えてくる

And a freedom of choice
そして選択の自由もある


There’s a call throughout the kingdom
王国中に呼びかけが響いている

There’s a call throughout the land
この大地全体に呼びかけが響いている

Be as clear as the stars above
夜空の星のように澄みわたろう

Holding love in your hand
その手に愛を抱きしめて

– Solo –

Hurry home to your heart
急いで君の心に帰っておいで

Hurry home to the voice
急いでその声のもとへ

There are times for inner changes
内なる変化が必要なときがある

Be ready for the choice
その選択に備えよう

Hurry home said my love
「急いで帰っておいで」と愛しい人が言った

Hurry home to the stars
星々のもとへ帰っておいで

Start a new generation
新しい世代を始めよう

With a freedom that’s ours
僕たちに与えられた自由とともに

 
You’re gonna change your history
君は自分の歴史を変えていく

You’re gonna change your style
君は生き方そのものを変えていく

I’ve been watching for many years
僕は長い間それを見守ってきた

We’re growing so wild
僕たちはすごい勢いで成長してる

 
Be the children of the future
未来の子どもたちになろう

Be the children of the age
この時代の子どもたちになろう

I’ll be standing there being counted
僕もそこに立って、数えられる一人であるつもりだ

With the strength that it takes
そのために必要な力を持って

 
Hurry home to your heart
急いで君の心に帰っておいで

Hurry home to the voice
急いでその声に帰っておいで

There’s a new point to living
生きる意味が新しく見えてくる

And a freedom of choice
そして選択する自由もある

 
There’s a call throughout the kingdom
王国中に呼びかけが響いている

There’s a call throughout the land
この大地全体に呼びかけが響いている

Be as clear as the stars above
空の星のように澄み渡ろう

Holding love in your hand
その手に愛を抱きしめて

Hurry home to your heart
急いで君の心に帰っておいで

Hurry home to your voice
急いで君の声に帰っておいで

Hurry home to your love
急いで君の愛に帰っておいで


Q.
これはプレアデスの歌?

A.
ジョンが長年インスピレーションを受け続けてきた
プレアデス星団からのメッセージを歌にしたもの

Q.
突破口(The breakthrough)とは何に対して?

A.
人類全体の意識が「アセンション」へ向かうための
ターニングポイントが必要だったことを示している。

現代で言えば、
「2020年代以降の地球意識シフト」や
「集合意識の覚醒」などに通じる内容。

Q.
子どもたちが道を示す(Children show the way)とは?

A.
これは、「インディゴチルドレン」「クリスタルチルドレン」
「レインボーチルドレン」といった、
スターシードの新世代のことを示唆している。
未来を変えるのは、次の世代。

Q.
川を越える(Across the river)の意味は?

A.
スピリチュアルにおいて「川を渡る」は
「古い次元から新しい次元への移行」
「死と再生」「意識の変容」の象徴。

Q.
ハートへ帰れ(Hurry home to your heart)とは?

A.
頭で生きる世界から、心(愛、直感、魂の真実)に戻ること

Q.
星々へ帰れ(Hurry home to the stars)とは?

A.
物理的に「星に帰る」わけではなく、
「自分の魂が本来持っていた星の記憶、叡智、愛、使命」
に目覚めること。

Q.
証人になってくれ(Bear me witness)とは?

A.
「私はもう目覚め始めている」「変化を始めている」という宣言
これを「友達」に向けて言っているところがポイントで、
「周りの人も、一緒に目覚めの旅に巻き込んでいこう」
というジョンらしい共鳴の輪。

Q.
山を越えなくてもいい(No mountains to climb)とは?

A.
古いスピリチュアル概念の終わりを示唆。
「苦労して成長しないとダメ」ではなく、
「ただ目覚め、受け入れ、流れに乗るだけでいい」
という、新しい生き方への招待。

Q.
孤独な魂の浄化(Cleansing of the loneliest soul)とは?

A.
スピリチュアル的には「ダークナイト・オブ・ザ・ソウル(魂の暗夜)」
長い孤独、喪失感、疎外感…
でもその先に待つのは「愛への再統合」

Q.
新しい生きる意味」(A new point to living)
自由な選択( Freedom of choice)の意味合いは?

A.
5次元意識」的なテーマ。
恐怖ベースの生き方から、
「愛と自由意志で生きる新しい地球人類」への意識シフト