Brother of Mine

 

1989年リリースの”Anderson Bruford Wakeman Howe”(閃光)の中の1曲。
懐かしくなってしまうが、自分の結婚式のオープニングに
使おうと思ったが、かみさんの同意が得られず実現しなかった(笑)
こうして、新しい動画と組み合わさると、全然古さを感じない。


So giving all the love you have
持っているすべての愛を捧げてごらん

Never be afraid to show your heart
心を見せるのを恐れないで

So giving all the love you have
持っているすべての愛を捧げて

There is a special reason
それには特別な理由があるんだ

A special reason…
特別な理由が…

 
In the big dream
大いなる夢の中で

We are heroes
僕たちは英雄なんだ

We are dreamers
夢見る者たちなんだ

Of the big dream
その大いなる夢の

Someone told me
誰かが教えてくれた

There are brothers
兄弟たちがいると

Live forever
永遠に生きていると

In the big sky
大いなる空の中で

 
Just hear your voice
ただあなたの声を聞いて

Sing all the songs of the earth
地球のすべての歌を歌って

Nothing can come between us
僕たちの間に入るものは何もない

You’re a brother of mine
君は僕の兄弟なんだ

Sing out your sisters
姉妹たちの声も歌って

All the dreams of the world
世界中の夢を

Nothing can come between us
僕たちの間には何も割って入れない

We are the travellers of time
僕たちは時の旅人

 
See the desert
砂漠を見てごらん

We have walked the path
僕たちは歩いてきたんだ

Of all the known religions
あらゆる知られた宗教の道を

In the big dream
大いなる夢の中で

We are brothers, we are sisters
僕たちは兄弟であり、姉妹なんだ

Of the big dream
その大いなる夢の

 
Just hear your voice
ただあなたの声を聞いて

Sing all the songs of the earth
地球のすべての歌を歌って

Nothing can come between us
僕たちの間に入るものは何もない

You’re a brother of mine
君は僕の兄弟なんだ

Sing out your sisters
姉妹たちの声を解き放って

All the dreams of the world
世界中の夢を

Nothing can come between us
僕たちの間に何も割って入れない

 
Took me by surprise
突然のことだった

It opened up my eyes
それは僕の目を開かせた

I can’t believe we’re ready to
僕たちが準備できてるなんて信じられない

Run another
次の旅へ走り出す

Run another
またひとつ

Run another
またもうひとつ

Fourth Dimension Dream
第四次元の夢へと

All the way it seems
どうやらその道すじはすべて

I can’t believe we’re running to
僕たちがそこへ向かっているなんて信じられない

See the world for what it really is
世界の本当の姿を見るために

In the full moon
満月のもとで

 
Took me by surprise
それは突然やってきた

It opened up my eyes
僕の目を開いてくれた

I can’t believe we’re ready to
僕たちが準備できているなんて信じられない

Run another
また新しい旅へと

Run another
また次の旅へと

Run another
そしてまた…

Fourth Dimension Dream
第四次元の夢へと

Always the way it seems
いつもそうであるかのように

 
Just hear the voice
ただその声を聞いて

In all the songs of the earth
地球のすべての歌の中にある声を

Nothing can come between us
僕たちの間に入るものはない

You’re a brother of mine
君は僕の兄弟なんだ

We hold our hands together
僕たちは手を取り合って

Be the sunshine
太陽のようになろう

Nothing can come between us
僕たちの間に入り込めるものは何もない

You’re a sister of time
君は「時」の姉妹なんだ

Just hear the voice
ただその声を聞いて

Sing all the songs of the earth
地球のすべての歌を歌って

Nothing can come between us
僕たちの間に入れるものは何もない

Nothing can come between us
本当に何も

Nothing can come between us
僕たちの間には何も

 
So give it all the love you have
だから、持っているすべての愛を捧げて

Never be afraid to show your heart
心を見せるのを恐れないで

So giving all the love you have
持っているすべての愛を注いで

There is a special reason to come true
それが実現する特別な理由がある

So giving all the love you have
だから持てる愛をすべて注いで

Never be afraid to show your heart
心を見せることを恐れないで

So giving all the love you have
持っている愛をぜんぶ捧げて

There is a special reason
特別な理由がそこにある

There is a special reason this time
今回は、特別な理由があるんだ

 
Long lost brother of mine
長く失われていた僕の兄弟よ

Seeing my life for the first time
僕の人生を初めて見るかのように

Long lost brother of mine
失われた僕の兄弟よ

Living my life in the big dream
大いなる夢の中で、僕の人生を生きている

Long lost brother of mine
失われた兄弟よ

Walking away from illusion
幻想から歩き去る

Long lost brother of mine
長く失われていた僕の兄弟よ

Seeing my life for the first time
僕の人生を初めて見る

 
Long lost brother of mine
失われていた僕の兄弟よ

Seeing me fly like an eagle
鷲のように飛ぶ僕を見る

Long lost brother of mine
失われた僕の兄弟よ

Watching me walk in the full moon
満月のもとを歩く僕を見つめている

Long lost brother of mine
長い間失われていた兄弟よ

Seeing my life for the first time
僕の人生を初めて見ている

Long lost brother of mine
失われた兄弟よ

Walking this dream everlasting
この永遠の夢を歩いている

 
So it’s there
だからそれは、そこにある

Putting one into one special reason
1つを1つに繋ぐ、特別な理由のために

So it’s there
だから、それは確かにそこにある

Putting one into one
1つをもう1つに合わせて

One another. Sure can. Sure can
お互いに。できるさ。きっとできる

 
This is a further dimension
これはさらなる次元なんだ

Coming at us for the very first time
それが僕たちに初めて訪れている

It’s the second attention
それは「第二の注意」なんだ

Realising it all of the time
いつもそれを感じ取っている

Re-defining this long lost passion
長く失われていた情熱を再定義している

For the living we’re in
僕たちが生きているこの人生のために

This will be the first of many
これは数多くの始まりの最初のひとつ

I be telling you
君に伝えているんだ

 
Long lost brother of mine
失われた僕の兄弟よ

Walking the dream evolution
夢の進化を共に歩んでいる

Long lost brother of mine
長く失われていた兄弟よ

Singing the sisters of freedom
自由の姉妹たちを歌っている

Long lost brother of mine
失われた兄弟よ

Seeing the fathers of wisdom
英知の父たちを見ている

Long lost brother of mine
長く失われていた兄弟よ

Seeing my life for the first time
僕の人生を初めて見ている

 
So it’s there, but to want it to one special reason
そこにある、それを求めるのは特別な理由のため

Yes it’s there, but to want it to want one another
そう、それはある、でもそれを求めるのは互いのため

So it’s there, but to want it to one special reason
そこにある、それを求めるのは特別な理由のため

Yes it’s there, you can see what you want to see
そう、それはある、見たいものを見ることができる

Long lost brother of mine
長く失われていた僕の兄弟よ


Q.
どんな世界観の曲?

A.
ジョンがよく扱う「大いなる夢(The Big Dream)」
「時空を超えた兄弟姉妹愛」「魂の進化」というテーマを
軸に展開されている。

①「Fourth Dimension Dream(第四次元の夢)」や
「Second Attention(第二の注意)」といった表現は、
カルロス・カスタネダや神秘主義的知識を思わせる。

②「illusion(幻想)から離れ」「see my life for the first time
(初めて自分の人生を見る)」という歌詞は、
目覚めや自己覚醒の瞬間を描いている。

Q.
「All the love you have」とはどんな愛?

A.
愛を惜しみなく与えること、恐れを超えて魂を開くこと
を意味している。また、
「Never be afraid to show your heart(心を見せるのを恐れないで)」
という繰り返しは、ハートチャクラの開放魂の共有を象徴している。

Q.
「Big Dream」とはどんな夢?

A.
宇宙的なヴィジョンや集合的無意識にある真理
「我々はその夢の中のヒーロー/夢見る者(heroes / dreamers)」
という部分と響き合っている。

Q.
「Long lost brother of mine」:失われた兄弟とは?

A.
ソウルファミリーを指していると思われる。
「生まれて初めて自分の人生を見る」「幻想から離れて歩いている」
などのフレーズは、霊的な再会と統合の瞬間を描写している。

Q.
「Full moon」「sunshine」は何の象徴?

A.
月や太陽は、直感・感受性(陰)意識・照らす力(陽)
のバランスを象徴。

「Seeing me fly like an eagle(鷲のように飛ぶ)」は、
魂の解放と高次の視点への移行を意味すると思われる。

※その他のキーワード

Fourth Dimension Dreamアストラル界/時空を超えた夢・ヴィジョン
Second Attentionカスタネダの「意識の変容」概念
Long lost brother/sisterソウルファミリー・転生
Walking away from illusionマーヤ(幻想)からの解放
Nothing can come between us分離は幻想であり、魂はつながっている

Q.
曲全体のメッセージは?

A.
私たちは夢見る者であり、魂の旅人。失われた兄弟姉妹と
再び出会い、愛と調和のもとに幻想から目覚めていく。
恐れず心を開き、愛を与えることで、真の自己と世界の姿を
見ることができる。

And You And I (同志)

 

プログレの金字塔「危機 (Close To The Edge)」の1曲。
1972年リリースと、50年以上もたつとは。。。
中学生のときに初めて聞いたが、あのグリーンのジャケット、
レコード両面でたったの3曲というのは衝撃だった。


[Ⅰ Cord Of Life] 命の絆

A man conceived a moment’s answers to the dream
ある男が、夢に対する一瞬の答えを思いついた

Staying the flowers daily, sensing all the themes
日々花を育てながら、すべてのテーマを感じ取っていた

As a foundation left to create the spiral aim
残された基盤は、螺旋の目的を生み出すためのもの

A movement regained and regarded both the same
再び得られた動きは、同じものとして見なされた

All complete in the sight of seeds of life with you
すべてはあなたとともに「生命の種」の視点で完結する

 
Changed only for a sight the sound, the space agreed
変わったのは視覚だけ、音と空間は調和していた

Between the picture of time behind the face of need
「必要」という顔の奥にある、時間の絵の間で

Coming quickly to terms of all expression laid
すべての表現をすばやく理解しようとして

Emotion revealed as the ocean maid
感情は「海の乙女」としてあらわになる

All complete in the sight of seeds of life with you
すべてはあなたとともに「生命の種」の視点で完結する

 
Oh, coins and crosses never know their fruitless worth
ああ、コインや十字架は、自らの空しい価値を知らない

Cords are broken locked inside the mother earth
地球の奥深くに閉じ込められ、絆は断ち切られた

They won’t hide, they won’t tell you
それらは隠れず、何も語りかけてはこない

Watching the world, watching all of the world
ただ世界を見つめている、すべての世界を見つめている

Watching us go by
私たちが通り過ぎるのを見つめている

 
And you and I climb over the sea to the valley
そして君と僕は、海を越えて谷へと登ってゆく

And you and I reached out for reasons to call
そして君と僕は、呼びかける理由を探し求めた

 
[Ⅱ Eclipse] 日蝕
Coming quickly to terms of all expression laid
すべての表現にすばやく折り合いをつけようとして

Emotion revealed as the ocean maid
感情は「海の乙女」として現れる

As a movement regained and regarded both the same
再び得られた動きは、同じものとして見なされた

All complete in the side of seeds of life with you
すべてはあなたとともに「生命の種」の側にて完結する

 
[Ⅲ The Preacher, The Teacher] 説教者と教師
Sad preacher nailed upon the colored door of time
色とりどりの時の扉に釘づけにされた、悲しき説教師

Insane teacher be there reminded of the rhyme
狂った教師は、その韻を思い出すためにそこにいる

There’ll be no mutant enemy we shall certify
もはや変異した敵などいないことを、私たちは確認するだろう

Political ends, as sad remains, will die
政治的な結末は、悲しき残滓として死ぬ

Reach out as forward tastes begin to enter you
新たな味わいが君の中に入ってくるのに合わせて、手を差し伸べて

 
I listened hard but could not see
一生懸命耳を傾けたが、見ることはできなかった

Life tempo change out and inside me
人生のテンポが、内と外で変化していく

The preacher trained in all to lose his name
すべてを教え込まれた説教師は、自らの名を失う

The teacher travels, asking to be shown the same
教師は旅をしながら、同じものを見せてくれと求めている

In the end, we’ll agree, we’ll accept, we’ll immortalize
最終的に、私たちは同意し、受け入れ、不朽のものとするだろう

That the truth of the man maturing in his eyes
その人の目に成熟する「真実」というものを

All complete in the sight of seeds of life with you
すべてはあなたとともに「生命の種」の視点で完結する

 
Coming quickly to terms of all expression laid
すべての表現にすばやく折り合いをつけようとして

As a moment regained and regarded both the same
再び得られたその瞬間は、同じものとして見なされる

Emotion revealed as the ocean maid
感情は「海の乙女」として現れる

A clearer future, morning, evening, nights with you
より明確な未来、朝も、夕べも、夜も君とともに

 
[Ⅳ Apocalypse]啓示
And you and I climb, crossing the shapes of the morning
そして君と僕は登る、朝のかたちを越えて

And you and I reach over the sun for the river
そして君と僕は太陽を越えて川に手を伸ばす

And you and I climb, clearer, towards the movement
そして君と僕はより澄んだ心で、運動の方へと登っていく

And you and I called over valleys of endless seas
そして君と僕は呼びかける、果てしない海の谷を越えて


Q.
「You And I」の前に”And”が付く意味合いは?

A.
“And”で始まることで、この曲はすでに続いている何かの一部
であるような印象を与える。
宇宙的なストーリーや魂の旅の「ある場面」からリスナーを
引き込むような効果もあるかも知れない。
聖書など古典文学、例えば創世記の多くの節も”And”で始まる。

Q.
“picture of time”とはどういう意味?

A.
「時間の絵」とは、時間という抽象的なものを視覚的・象徴的に
捉えたイメージか。過去・現在・未来が一枚の絵のように同時に存在する
という感覚ともとれる。

前後の詩も合わせて詩的に意訳すると、
欠乏の奥に映る
時の幻影の狭間で
音と空間は見つめ合い、ひとつに重なる

Q.
第2章の章題「日蝕」と歌詞の関連は?

A.
・日蝕で外の太陽が隠れることで、内なる感情の光が現れる。
・日蝕=太陽と月が重なる=You君とI僕の重なり、一体化
 =光と闇、男性性と女性性、意識と無意識がぴたりと重なる瞬間
 =“あなたと私”の融合”

Q.
Preacher(説教者)とTeacher(教師)はここではどんな存在?

A.
Preacher(説教者)は、古い信念体系や宗教的権威の象徴でもあり
時間の流れの中で苦しんでいる魂の象徴。

Teacher(教師)は、教えるために学び続ける存在で、
進化や変容を模索する精神の象徴。

「説く者」と「教わりながら教える者」という2つの姿を描くことで、
この楽章は我々の自己変容のドラマを浮かび上がらせている。

Q.
第4章は、意味がよく分からないが?

A.
・朝のかたちを越えて
 朝=「目覚め」や「新たな始まり」の象徴
 より高次の気づきへと進んでいること

太陽を越えて川へ
 太陽=生命の源・意識の中心
 川=時間や魂の流れ、深層意識

・運動の方へ登っていく
 運動=スピリチュアルな進化のダイナミズム

・果てしない海の谷を越える
 果てしない海=無限の可能性、宇宙、集合意識
 谷を越える=個としての孤立を超え、全体と一体になる道
 分離を超えて、すべてと一つになる帰還の旅を暗示

Q.
曲全体のメッセージは?

A.
あなたと私の間にある深遠なつながりを通して、
宇宙的な目覚めへと至る魂の旅

愛とつながりは、時間や死を超えて続いていく。
人と人との関係は、魂の目覚めと進化を導く装置である。
人生の旅路は、葛藤と気づきを経て、やがて真実に至る黙示の旅である。

 
強いて言えば、ラブソングらしいが、難解だ・・・
ジョンならではの「宇宙的ラブレター」とでもいうか。

If It Wasn’t For Love (Oneness Family)

 

1988年リリースの「In The City Of Angels」の中の1曲。
副題にOneness Family(ワンネス・ファミリー)と
付いていたとは知らなかった。


If it wasn’t for love
もし愛がなかったら

The moon would disappear
月は消えてしまうだろう

The seas would crash into the land
海は陸地に押し寄せてくるだろう

The sun would not appear
太陽も現れないかもしれない

And tears would dry up in the sand
そして涙は砂の中で乾いてしまうだろう

 
If it wasn’t for love
もし愛がなかったら

 
If it wasn’t for love
もし愛がなかったら

The children of the sun
太陽の子どもたちは

They would all but melt away
みんな溶けて消えてしまうだろう

Believe me that would be
信じてほしい、それはきっと

An unnecessary day – oh my
存在しなくていいような日になってしまう — ああ

If it wasn’t for love
もし愛がなかったら

 
If it wasn’t for love
もし愛がなかったら

I’d still be all alone
僕はいまだにひとりぼっちのまま

And completely in the dark
完全に闇の中にいたことだろう

No friends would help me through the night
夜を乗り越える友もいなかっただろうし

No singing in the park – oh my
公園で歌うこともなかっただろう — ああ

If it wasn’t for love
もし愛がなかったら

 
All we need is the truth in our hand
僕たちに必要なのは、手の中にある真実

Someone to call a friend
そして「友だち」と呼べる誰か

Never fear the darkness
闇を恐れる必要なんてない

All we need is just the sun in the sky
空に太陽があるだけでいい

And the hope of a summer to come
そしてやってくる夏への希望があれば

With the meaning of love
そこには愛の意味が宿る


Q.
愛の賛歌みたいな曲ですね?

A.
「愛がこの世界のすべてを支えている」という
シンプルで力強いメッセージです。

Q.
Oneness Familyとはどんな家族?

A.
ジョンの言う「Oneness Family」とは、
「地球上のすべての命」「宇宙の兄弟姉妹」「魂でつながる仲間たち」
を指していると思われる。

私たちは肉体や国籍を越えて一つである(Oneness)という、
深いスピリチュアルな真理を示しているようだ。

Whispers of Forgiveness

 

マイケル・バーンとの共作。
おそらく、YouTube上にしか発表されていない。


Be ready forgiveness, be ready to listen.
許す準備をしなさい、耳を傾ける準備をしなさい。

Some believe the timing of the coming of a lifetime.
ある人は、人生に訪れるその時の意味を信じている。

Seen as all your worries are forgiveness,
あなたのすべての不安が「許し」として見られたとき、

Listen now, always to be there, be so thankful,
いま聞いてください、いつもそこにいてくれることに感謝しましょう。

Ever to be there, be so joyful.
いつもそこにいることを、心から喜びましょう。

Ever to be, sunlight coming, dancing in the golden light of this time.
いつもある存在、それは太陽の光とともに来て、この時の黄金の光の中で踊っている。

Ever to be working for the miracle, asking for the caring I have tried.
奇跡のために働き続け、私が尽くしてきた思いやりを求めている存在。

All our life, all our life, all our life, all our life, all our life, all our life,
私たちの人生のすべて、人生のすべて、人生のすべて……

forever, forever, forever.
永遠に、永遠に、永遠に。

 
Some believe the timing of the coming of a lifetime.
ある人は、人生に訪れるその時の意味を信じている。

Seen as all your worries are forgiveness, listen now, always to be there,
あなたのすべての不安が「許し」として見られたとき、いま聞いて、いつもそこにいることを――

be so thankful,
心から感謝して。

Ever to be there, be so joyful.
いつもそこにあることを、心から喜びましょう。

Ever to be, sunlight coming, dancing in the golden light of this time.
それはいつもそこにある太陽のように、この時代の黄金の光の中で踊っている。

Ever to be working for the miracle, asking for the caring I have tried.
奇跡のために働き続け、私が尽くしてきた思いやりを願いながら。

All our life, all our life, all our life, all our life, all our life.
私たちの人生のすべて、人生のすべて


Q.
whipersは誰がささやいている?

A.
あなたの心の奥深くにある「赦しの源」からの声。
目には見えなくても、あなたを導く光や存在のやさしい囁き。

Q.
working for the miracleとはどんなことを表している?

A.
working for the miracle(奇跡のために働く)」という表現は、
スピリチュアルな成長・癒し・希望の実現に向かって、
自分が努力を重ねていくことを象徴的に表している。

ジョンの曲にしばしば出てくる「奇跡」は、
壮大な奇蹟よりも、心の深いレベルでの小さな輝きに近い。

Days

 

アルバム『Song Of Seven』より
この上なく優しい曲。


This song of evening’s light
夕暮れの光の歌が

Would charge my memory to flight
私の記憶に翼を与えて飛び立たせる

The trees that listen
耳を傾ける木々たち

Swift wings do carry on through constant
絶え間ない風に乗ってすばやい翼が舞う

Gardens they offer delight
喜びを与えてくれる庭園

It is the evening
今は夕暮れ

 
In deepest woods and fern
深い森とシダの中

Young deer step light through morning’s mist
若い鹿が朝靄の中を軽やかに歩く

Ascend the swallows
燕たちが空へ舞い上がる

First light streams through the treetops
最初の光が梢をすり抜け

Bouncing as the flowers illuminate
花々が輝きを放つように反射する

The breath of morning
それは朝の息吹

 
This song of ages past
過ぎ去った時代の歌

I lay in peace midst grass so green
緑濃き草の中、私は安らぎに横たわる

To reach to skyward
空へと手を伸ばし

Where larks do sing such high delights
ヒバリが天上の喜びを歌う場所へ

Do pour into my senses
その歌が私の感覚に流れ込む

The days are blessings
日々は祝福

The days are blessings
日々は祝福

The days are blessings
日々は祝福


Q.
全体としてどんな内容?

A.
この詩は、「夕暮れ・朝・過去・自然」という時間軸を通じて、
命の循環と魂の静けさを詩的に描いています。

Hurry Home (Song from the Pleiades)

 

プレアデスからの歌
これまた非常にスピリチュアルな曲だが
なんと1988年リリースの作品。
今出ても全然不思議ではない内容だ。


The breakthrough was needed
突破口が必要だった

By the sign of the day
その日はそんな予感の日だった

Singing out our revolution
僕たちの革命を歌い上げ

Children show the way
子どもたちが道を示した

They made out a charter
彼らは憲章を作り

Sealed with a song
歌でそれに封印をした

It took me across the river
それが僕を川の向こうへ導いてくれた

To where I belong
僕が本来いるべき場所へ

 
Hurry home to your heart
急いで君の心に帰っておいで

Hurry home to the voice
急いでその声のもとへ帰っておいで

There are times for inner changes
内なる変化が必要なときがある

Be ready for the choice
その選択に備えておこう

Hurry home said my love
「急いで帰っておいで」と愛しい人が言った

Hurry home to the stars
星々のもとへ帰っておいで

Start a new generation
新しい世代を始めよう

With a freedom that’s ours
僕たちのものとしての自由とともに

 
My friends said bear me witness
友人たちが「証人になってくれ」と言った

I’m coming alive
僕は今、生き返っていく

For the first time in our history
僕たちの歴史で初めて

No mountains to climb
もう乗り越えるべき山はない

Be the living soul of this time
この時代の生きた魂になろう

Be ye wise as the moon
月のように賢くあろう

Be the first new generation
最初の新しい世代になろう

Coming home coming soon
もうすぐ、帰ってくるんだ

 
They call it the cleansing
それを「浄化」と呼ぶ
Of the loneliest soul
最も孤独な魂の浄化

It’s an honour just to be alive
生きていること自体が名誉なんだ

From this love we’ll never fall
この愛から、僕たちは決して離れない

 
Hurry home to your heart
急いで君の心に帰っておいで

Hurry home to the voice
急いでその声に帰っておいで

There’s a new point to living
生きる意味が新しく見えてくる

And a freedom of choice
そして選択の自由もある


There’s a call throughout the kingdom
王国中に呼びかけが響いている

There’s a call throughout the land
この大地全体に呼びかけが響いている

Be as clear as the stars above
夜空の星のように澄みわたろう

Holding love in your hand
その手に愛を抱きしめて

– Solo –

Hurry home to your heart
急いで君の心に帰っておいで

Hurry home to the voice
急いでその声のもとへ

There are times for inner changes
内なる変化が必要なときがある

Be ready for the choice
その選択に備えよう

Hurry home said my love
「急いで帰っておいで」と愛しい人が言った

Hurry home to the stars
星々のもとへ帰っておいで

Start a new generation
新しい世代を始めよう

With a freedom that’s ours
僕たちに与えられた自由とともに

 
You’re gonna change your history
君は自分の歴史を変えていく

You’re gonna change your style
君は生き方そのものを変えていく

I’ve been watching for many years
僕は長い間それを見守ってきた

We’re growing so wild
僕たちはすごい勢いで成長してる

 
Be the children of the future
未来の子どもたちになろう

Be the children of the age
この時代の子どもたちになろう

I’ll be standing there being counted
僕もそこに立って、数えられる一人であるつもりだ

With the strength that it takes
そのために必要な力を持って

 
Hurry home to your heart
急いで君の心に帰っておいで

Hurry home to the voice
急いでその声に帰っておいで

There’s a new point to living
生きる意味が新しく見えてくる

And a freedom of choice
そして選択する自由もある

 
There’s a call throughout the kingdom
王国中に呼びかけが響いている

There’s a call throughout the land
この大地全体に呼びかけが響いている

Be as clear as the stars above
空の星のように澄み渡ろう

Holding love in your hand
その手に愛を抱きしめて

Hurry home to your heart
急いで君の心に帰っておいで

Hurry home to your voice
急いで君の声に帰っておいで

Hurry home to your love
急いで君の愛に帰っておいで


Q.
これはプレアデスの歌?

A.
ジョンが長年インスピレーションを受け続けてきた
プレアデス星団からのメッセージを歌にしたもの

Q.
突破口(The breakthrough)とは何に対して?

A.
人類全体の意識が「アセンション」へ向かうための
ターニングポイントが必要だったことを示している。

現代で言えば、
「2020年代以降の地球意識シフト」や
「集合意識の覚醒」などに通じる内容。

Q.
子どもたちが道を示す(Children show the way)とは?

A.
これは、「インディゴチルドレン」「クリスタルチルドレン」
「レインボーチルドレン」といった、
スターシードの新世代のことを示唆している。
未来を変えるのは、次の世代。

Q.
川を越える(Across the river)の意味は?

A.
スピリチュアルにおいて「川を渡る」は
「古い次元から新しい次元への移行」
「死と再生」「意識の変容」の象徴。

Q.
ハートへ帰れ(Hurry home to your heart)とは?

A.
頭で生きる世界から、心(愛、直感、魂の真実)に戻ること

Q.
星々へ帰れ(Hurry home to the stars)とは?

A.
物理的に「星に帰る」わけではなく、
「自分の魂が本来持っていた星の記憶、叡智、愛、使命」
に目覚めること。

Q.
証人になってくれ(Bear me witness)とは?

A.
「私はもう目覚め始めている」「変化を始めている」という宣言
これを「友達」に向けて言っているところがポイントで、
「周りの人も、一緒に目覚めの旅に巻き込んでいこう」
というジョンらしい共鳴の輪。

Q.
山を越えなくてもいい(No mountains to climb)とは?

A.
古いスピリチュアル概念の終わりを示唆。
「苦労して成長しないとダメ」ではなく、
「ただ目覚め、受け入れ、流れに乗るだけでいい」
という、新しい生き方への招待。

Q.
孤独な魂の浄化(Cleansing of the loneliest soul)とは?

A.
スピリチュアル的には「ダークナイト・オブ・ザ・ソウル(魂の暗夜)」
長い孤独、喪失感、疎外感…
でもその先に待つのは「愛への再統合」

Q.
新しい生きる意味」(A new point to living)
自由な選択( Freedom of choice)の意味合いは?

A.
5次元意識」的なテーマ。
恐怖ベースの生き方から、
「愛と自由意志で生きる新しい地球人類」への意識シフト

Change We Must

 

何語か分からない呪文のような言葉から始まり、
とにかく、人類は変わらねばならない・・・
何とも不思議な曲。


Oona-a-aya, tamara ooha, shana too aya, lay mi
ウーナ・ア・エイヤ、タマラ・ウーハ、シャナ・トゥー・エイヤ、レイ・マイ

Coming through vision
ビジョンを通してやって来る

Coming through wisdom
叡智を通してやって来る

Coming together is love
一つに集まること、それが愛

Giving me daytime
昼の光を僕に与え

Giving this nighttime
夜の静けさを与え

Bringing within me, this love
この愛を僕の内側に運んでくれる

Oona-a-aya, tamara ooha, shana too aya, lay mi
ウーナ・ア・エイヤ、タマラ・ウーハ、シャナ・トゥー・エイヤ、レイ・マイ

(Oona-a-aya)
(ウーナ・ア・エイヤ)

I’m talking to the sea
僕は海と語り合う

(Tamara ooha)
(タマラ・ウーハ)

I’m singing to the stars
僕は星々に歌いかける

(Shana too aya)
(シャナ・トゥー・エイヤ)

Change we must
僕たちは変わらなければならない

(Lay mi)
(レイ・マイ)

To live again
もう一度生きるために

(Oona-a-aya)
(ウーナ・ア・エイヤ)

Coming to the earth to the moon
地球へ、月へと向かっていく

(Tamara ooha)
(タマラ・ウーハ)

I’m singing on the sky to the earth
空から地球へ歌いかけている

(Shana too aya)
(シャナ・トゥー・エイヤ)

Change we must, change we must
変わらなければ、変わらなければ

(Lay mi)
(レイ・マイ)

Live again
再び生きるために

Oona-a-aya, tamara ooha, shana too aya, lay mi
ウーナ・ア・エイヤ、タマラ・ウーハ、シャナ・トゥー・エイヤ、レイ・マイ

(Oona-a-aya)
(ウーナ・ア・エイヤ)

We will witness this song, we will sing
僕たちはこの歌を見届け、歌うだろう

(Tamara ooha)
(タマラ・ウーハ)

We belong to the world
僕たちはこの世界の一部

(Shana too aya)
(シャナ・トゥー・エイヤ)

Our Mother so Divine
僕たちの母なる存在、とても神聖な存在

(Lay mi)
(レイ・マイ)

We live again
僕たちは再び生きる

(Oona-a-aya)
(ウーナ・ア・エイヤ)

This is here, this is now giving time
これは「ここ」であり、「今」、与えられた時間

(Tamara ooha)
(タマラ・ウーハ)

This is love that surrounds
これこそが、僕たちを包む愛

(Shana too aya)
(シャナ・トゥー・エイヤ)

Change we must
変わらなければならない

(Lay mi)
(レイ・マイ)

To live again
もう一度生きるために


Q.
「Oona-a-aya, tamara ooha, shana too aya, lay mi」って何?

A.
これはジョン語というか宇宙語というかマントラというか、
「魂の祈りの音」「言葉にならない感情や波動」
魂そのものが宇宙に語りかける波動」のようなもの。

Q.
Coming through vision / wisdom / love は何かの順番?

A.
Vision(ビジョン)=「未来への直感的な気づき」
Wisdom(叡智)=「人類が内側から思い出す宇宙的真理」
Love(愛)=「すべての源であるエネルギー」
この3つの「通り道」を通って、
私たちは新しい自分、真の自分に出会っていく。

Q.
海や星、地球や月、空へ歌うとは?

A.
ジョンの自然賛歌、宇宙との対話

  • → 「感情、集合的無意識」
  • → 「魂のルーツ、高次元の存在たち」
  • 地球 → 「今ここ、生きる場所」
  • → 「内なるリズム、感情のサイクル」
  • → 「無限の可能性、自由な精神」

「自然界すべてと共鳴しながら生きよ」というメッセージ。

Q.
Change we must / To live again は何を訴えている?

A.
この曲のコアメッセージ。

  • 私たちは変わらなければならない。
  • 古い価値観、エゴ、恐怖、破壊的な生き方を手放さなければならない。
  • その先に「本当の再生」「新しい次元での生き方」が待っている。

これってまさにスピリチュアルなアセンションテーマそのもの。

Q.
Mother so Divine とは?

A.
地球そのもの、または女性性への賛歌。
ジョンはよく「Divine Mother(神聖なる母)」という概念を使う。
ここでは地球そのもの、または
宇宙の母なるエネルギーを指している。

独特の音(マントラ)と曲調で、
深く染み込むような曲ですね。
Change we must / To live again !

Soon

 

Soonは、20分以上のThe Gates of Delirium「錯乱の扉」の
最終章を切り出した小曲。
その前は、戦争による錯乱状態を様々に描き、
Soonで最終的には平和となる希望を描いている。


Soon oh soon the light
まもなく、ああ、まもなく光が

Pass within and soothe the endless night
内側に差し込み、終わりなき夜を癒してくれる

And wait here for you
そしてここで君を待つ

Our reason to be here
ここにいる理由、それは僕たちの

Soon oh soon the time
まもなく、ああ、まもなくその時が来る

All we move to gain will reach and calm
僕たちが求めて動いてきたすべてが、届き、安らぎをもたらす

Our heart is open
僕たちの心は今、開かれている

Our reason to be here
それが僕たちがここにいる理由

 
Long ago, set into rhyme
遥か昔、詩の中に刻まれたもの

 
Soon oh soon the light
まもなく、ああ、まもなく光が

Ours to shape for all time, ours the right
永遠にわたって僕たちが形作るもの それは僕たちの権利

The sun will lead us
太陽が僕たちを導いてくれる

Our reason to be here
それが僕たちがここにいる理由

The sun will lead us
太陽が僕たちを導いてくれる

Our reason to be here
それが僕たちがここにいる理由


Q.
Soon the light(まもなく光が)のlightの意味合いは?

A.
長い闇(地球での試練)」を越えた先に、
目覚め・気づき・悟り・救済・愛といった
高次の光がやってくることを予感させている。

Q.
Our reason to be here(ここにいる理由)はどんな理由?

A.
このフレーズを繰り返し、
「なぜ私たちはこの地球に生まれてきたのか?」
「自分たちは今、何のためにここにいるのか?」
を我々に問いかけている。

Q.
The sun will lead us(太陽が導いてくれる)のsunとは?

A.
空の太陽ではなく、スピリチュアルな象徴としての
「源の光」「宇宙の叡智」「生命エネルギー」のことを
指していると感じられる。

太陽は生命を育み、あらゆる存在の源。
ジョンの世界観では「太陽=神」「宇宙意識」「ガイド」ともとれる。

Q.
Long ago, set into rhyme(遥か昔、詩の中に刻まれた)
とは、どんな意味?

A.
古代から続く叡智、宇宙の約束
この一節は、まるで
「すでに宇宙の設計図の中にこの目覚めは予定されていた」
または、
「古代文明や魂の記憶に刻まれた真理が、今ふたたび蘇ろうとしている」
そんな感覚かも知れない。

(1章だけ切り出した)短い曲ですが、
いろいろと詰まってますね。

Time And A Word(時間と言葉)

 

Yes のアルバム「 Time and a Word」(1970年)より。
もう55年も前の曲とはとても思えない。
今でもコンサートでよく歌われ、長く人気の曲


In the morning when you rise
朝、あなたが目覚めるとき

Do you open up your eyes, see what I see?
目を開けて、私が見るものが見えますか?

Do you see the same things every day?
毎日、同じものを見ていますか?

Do you think of a way to start the day, getting things in proportion?
一日の始め方を考えますか、物事をバランスよく捉えながら?

Spread the news and help the world go ‘round
その知らせを広めて、世界を回していこう

Have you heard of a time that will help us get it together again?
もう一度、私たちが一つになれるような「時」のことを聞いたことがありますか?

 
Have you heard of the word that will stop us going wrong?
私たちの過ちを止めてくれる「言葉」のことを聞いたことがありますか?

Well, the time is near and the word you’ll hear
その「時」は近づいていて、あなたが聞く「言葉」もすぐそこに

When you get things in perspective
物事を正しく見つめたときに

Spread the news and help the world go ‘round
その知らせを広めて、世界を回していこう

 
There’s a time and the time is now and it’s right for me
「時」があって、それは「今」――私にとってちょうどよい時

It’s right for me and the time is now
そう、今こそが私にとって正しい時

There’s a word and the word is love and it’s right for me
「言葉」があって、それは「愛」――私にとってふさわしい言葉

It’s right for me and the word is love
そう、それは私にとって正しい「愛」という言葉

 
(以降は繰り返しの部分)

Have you heard of a time that will help us get it together again?
私たちが再び一つになれるような「時」のことを、聞いたことがありますか?

Have you heard of the word that will stop us going wrong?
私たちの迷いを止めてくれる「言葉」のことを、聞いたことがありますか?

Well, the time is near and word you’ll hear
その「時」はすぐ近く、「言葉」も耳に届くでしょう

When you get things in perspective
物事を正しく見つめたときに

Spread the news and help the world go ‘round
その知らせを広めて、世界を回していこう

 
There’s a time and the time is now and it’s right for me
「時」は「今」であり、それは私にとって正しい

It’s right for me and the time is now
それは私にとってちょうどよい「今」

There’s a word and the word is love and it’s right for me
「言葉」があって、それは「愛」――私にぴったりの言葉

It’s right for me and the word is love
それは私にとって正しい「愛」


「時(time)とことば(word)」の力をテーマにした、
スピリチュアルでポジティブなメッセージソングだ。

<メッセージの核心>
「今」こそが重要なとき “There’s a time and the time is now”
「愛」という言葉こそが私たちを導く “There’s a word and the word is love”

日常の中で、物事を正しい視点(perspective)で見つめること
希望や再出発、世界とのつながりを信じること

つまり、混乱や分断のなかでも、「今」この瞬間に意識を向け、
「愛」を中心に据えて生きていこうという呼びかけ。

 
<時代背景>
この曲がリリースされた1970年は、ベトナム戦争や社会的混乱が
世界中に広がっていた時期であり、平和や愛、調和を訴える
アーティストが多く現れていた。

アルバム Time and a Word 全体も、
オーケストラとロックを融合させた意欲的な試みで、
若き日のジョンの「より大きな視点で人間の精神性とつながろう」
という探究心が色濃く表れている。

 
<タイトルに込められた意味>
Time(時間):過去を悔やまず、未来を恐れず、今を生きる
Word(ことば):言葉は単なる音ではなく、人を変える力を持つ
        (特に「愛」という言葉)

このふたつを掛け合わせた「Time and a Word」は、
「今、この瞬間に、愛という言葉で世界を変えていこう」
という精神的宣言でもあったようだ。

 
<どんな歌か>
『Time and a Word』は、愛と思いやりをもって今を生きることの
大切さを優しく語りかける歌。

それは、ただの理想主義ではなく、
「混乱した世界でも、自分自身が視点を変えれば、周囲も変わる」
という能動的な希望の歌でもある。

 

 

 
『イエス全史
 天上のプログレッシヴ・ロックバンド、その構造と時空』

マーティン・ポポフ (著)
川村まゆみ (翻訳)

 

 

 


  

  

  

Beside

 

Jon & Vangelsiによる1981年リリースの
「The Friends Of Mr Cairo」の1曲。
これも、優しいことこの上ない、
落ち込んだときにも元気づけてくれる曲。


I have seen the compass turning
私は、回り続けるコンパスを見てきた

Round & round my heart
私の心のまわりを、ぐるぐると回っていた

The senses are yearning
感覚が、渇望している

For a possible change of heart
心が変わる可能性を求めて

That is coming to you / Coming to you.
それは君のもとへ向かっている、君のもとへ

 
You stand upright, you are different
君はまっすぐに立っている、君は他とは違う

Why the spinal shock the fusion the evil
なぜ脊椎に衝撃が? 融合が? 邪悪が?

Spill it out on the floor of belief
そのすべてを、「信仰の床」にこぼしてしまえ

Come and mend this design / Come and mend this design
来てくれ、そしてこの設計を修復してほしい
来てくれ、この設計を直してくれ

With every right we do.
私たちが行う、あらゆる正しいことと共に

 
I have seen the sun, this sounds crazy
私は太陽を見た、これは狂って聞こえるかもしれない

The story about a boy in the rain
雨の中に立つ少年の物語

He was standing waiting for for the light
彼は光を待ち、じっと立っていた

As though he did have a reason to know
まるで、知る理由を持っているかのように

Did he really know?
彼は本当に分かっていたのだろうか?

 
His eyes were open they expected someone
彼の目は見開かれ、誰かを待っていた

In his heart he felt the compass was turned on
彼の心の中で、コンパスが作動し始めたのを感じていた

 
I will echo, ho for reasons that change me
私はこだまする、「変化の理由」を求めて叫ぶ

Every thought, though it takes so long,
すべての思考は——たとえ時間がかかっても

Is master with every plan
あらゆる計画の「主人」なのだ

 
It would seem there is no end
終わりがないようにも思える

To the bad or goodness in man
人の中の悪にも、善にも

So my friend it seems the weariest night
だから友よ、最も疲れた夜も

Just leads to a heavenly dawn
やがて天のような夜明けに続くのだろう

Should we see so much / In every time we sigh.
私たちは見るべきなのだろうか?
私たちがため息をつくたびに

 
Even this we could call music
このことさえも「音楽」と呼べるかもしれない

As that would match my body connection
それが私の身体のつながりと合致するのなら

Let me take your hand, I will be beside you beside
手を取らせてくれ、私は君のそばにいる

 
He took so much a lot of my mind
彼は私の思考の多くを奪っていった

I can’t help believe all though is sublime
それでも私は、すべてが崇高だと信じずにはいられない

Is this fate
これは運命なのだろうか

I see it again & again
それを私は何度も何度も見る

 
Yes, I am taught to love above every reason
そうだ、私は理由を超えて愛することを教えられてきた

Every one every season
誰であれ、どんな季節でも

The compass will turn / And turn again
コンパスは回り続ける、そしてまた回り続ける

turn again / And turn again
再び回る、そしてまた……


Q.
floor of belief(信仰の床)とは何?

A.
部屋の床ではなく、魂の土台となる信仰・信念の核。
そこに傷や矛盾をさらけ出すことで、
癒しや再構築の可能性が生まれる
という、深くスピリチュアルな象徴だと考えられる。

Q.
I、you、heと出てくるが、どんな関係?

A.
次ののような 「魂の目覚め」の旅 として解釈できるかも。
「あなた(you)」=目覚めた存在が、語り手を導く(理想や啓示)
「彼(he)」=幼い自分が、雨の中で光を求めている(まだ見えていない段階)
「私(I)」=現在の自分が、それを物語として見ている(成長し始めた段階)

Q,
曲名のBesideと歌詞の内容との関係は?

A.
I will be beside you beside(私はあなたのそばにいる)と
歌っているが、物理的な距離ではなく、魂の共鳴・共存を示している。
I am taught to love above every reason(理由を超えて愛する)で
存在の奥深いところでつながることを示している。
The compass will turn And turn again(コンパスは回り続ける)で
過去・現在・未来の自己が、時間を超えてつながっていることも
示している。

「存在の深いレベルで一緒にあること」、
「心が寄り添い合うこと」、
そして「魂の旅における伴走者」を象徴している。